南アフリカワインは、コストパフォーマンスが高く近年、日本でも注目を浴びています。
南アフリカでワインが造られるようになったのは1650年代です。
オランダ商館の医師のヤン・ファン・リーベックが、南アフリカの開拓をしたことが始まりです。
1800年代にイギリスとフランスの戦争後に生産量が増加しましたが、アパルトヘイトの影響で1900年代後半に国際的な経済制裁を受け輸出が減少しました。
その後、アパルトヘイトが廃止されてから再び輸出が盛んになり、ワインの品質向上も進んでいきました。
南アフリカの気候は乾燥した温暖な地中海性気候でワインは5つの州（西ケープ州、北ケープ州、東ケープ州、クワズル・ナタール州、リンポポ州）で生産されていますが、9割が西ケープ州で生産されています。
西ケープ州に集中している理由はかつてのフランス系移民が多く移住したフランシュック地区があり、フランスのワイン文化と触れ合う機会が多かったことが影響しています。
西ケープ州は南極から流れ込む冷たいベンゲラ海流の影響で低緯度の割に冷涼です。
春から夏にかけては乾燥したケープドクターという風が南東から吹き込みブドウを乾燥させてカビや虫から守るため、化学物質の使用も最小限に抑えることができています。
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