ロワール地方は、フランス最長の河川、ロワール川流域に広がるワイン産地。
アンボワーズ、アンジェ、ブロワ、モンソロー、オルレアン、トゥールといった歴史上の重要都市が点在しています。
シノン城をはじめとした、主に11~15世紀の間に建てられた100を超える古城が点在することから、「フランスの庭」とも言われています。
その風光明媚な景観と歴史から、2000年にはユネスコの世界遺産にも認定されました。
ロワール地方は、4つの地区に大別されます。東西に広範囲で広がるため、海に近いエリアと内陸部とでは気候が異なり、地区ごとに栽培されているブドウ品種が異なるのが特徴です。
甘口~辛口まで様々なタイプのワインが生産されているロワール地方ですが、ボルドー地方やブルゴーニュ地方と比べると全体的に親しみやすく、価格がお手頃なワインが多く生産されています。