ウェルシュウイスキーとは、イギリス本島南西部に位置するウェールズで造られるウイスキーのことを指します。
"ウェールズ"と聞いて思いつくのは、やはりラグビーでしょうか。
2019年のシックスネイションズ(ラグビー欧州最強を決める6各国対抗戦)では、ウェールズが全勝優勝したことが有名ですね。
かつてウェルシュウイスキーは19世紀の禁酒運動のあおりを受けて、ウェルシュ・ウイスキーの生産は減少傾向となり、世紀末には新酒が作られなくなってしまったこともありました。
しかしながら、およそ100年のときを経て「The Welsh Whisky Company(ザ・ウェルシュ・ウイスキー・カンパニー)」が、ウェールズのペンダーリンにウイスキーの蒸溜所を建設し、ここでニューポットの生産を再開しました。
もちろん、ウイスキーの製造工程には熟成が必要であるため、すぐに出荷というわけにもいかず、商業ベースで販売開始されたのは2004年からです。
ウェルシュウイスキーの代表的な銘柄は、100年ぶりにウェールズで誕生した「Penderyn(ペンダーリン)」です。
ウェールズで製造されている唯一のシングルモルトウイスキーですよ。