ヘネシーは1765年にアイルランド出身のリシャール・ヘネシーによって誕生しました。
当時、アイルランドはイギリスの統治下にあり、プロテスタント側の圧政を嫌い国外に脱出するカトリック教徒が多く、リシャール・ヘネシーもその一人でした。
アイルランドから脱出して移住した先がフランスで41歳の時にコニャック地方で「ヘネシー」社を立ち上げました。
以来、8世代に渡り脈々とヘネシー家に受け継がれています。
ヘネシーが使用している原材料のブドウは「ユニ・ブラン」という品種を使用しています。
第一等級の畑である「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「プディット・シャンパーニュ」「ポルドリ」「ファン・ボア」の4つで栽培しており、600ヘクタール以上の畑を所有しています。
コニャック地方でも最大規模の畑を所有していますが、自社で所有している畑で収穫するブドウだけでは足りないためコニャック地方の厳選した畑からブドウを買い上げています。
厳選した畑から収穫したブドウを使用してオー・ド・ヴィー(原酒)を造り出し、樹齢100年を越える樹を使用した上質なフレンチオーク樽を使用して熟成をしています。
世界最大の45万樽以上に及ぶオー・ド・ヴィーを所有しており、その中から腕利きのブレンダーがブレンドをして世に送り出しています。
初めて海外への輸出をしたのは1794年でアメリカやロシア、中国などの大国から始まり、日本には1868年に輸入されました。
年間約5,000万本も販売をしており、コニャックの世界市場で40%のシェアを誇っています。
現在はMHD(モエヘネシーディアジオ)が所有しており、モエ・エ・シャンドン、ドンぺリニヨン、クリュッグ、オールドパーなど多数の超有名ブランドを扱っています。