菊姫について
菊姫では同程度の生産規模からすると、他では考えられないほどの広い貯酒場を確保しています。
ちなみに平成蔵では、貯酒場を吹きぬけの1~2階と3~4階に充分余裕をもたせて確保しています。さらに十年後を見越して、八幡精米工場において延床面積1,700坪の内、1,400坪を貯酒スペース (1階タンク貯酒700坪、2階ビン貯酒700坪〉に充てることを可能としました。
菊姫は、まだ吟醸酒が脚光を浴びる時代より、ずっと以前からその年の最高の出来と認めた吟醸酒を一定量残してきました。それを理想的な環境で寝かせることにより、「熟成度でどのように味わいや香りが変化するか」の積み重ねの上に、ようやく三年熟成の「黒吟」、そして十余年熟成の「菊理媛」を誕生させてきた経緯があります。
上品な香り、滑らかな舌触り、しなやかな余韻が特徴的で、食事と一緒に大人が楽しめる吟醸酒です。