2008年から年々、相場が上昇しているジャパニーズウイスキー。
今回はジャパニーズウイスキーの種類と買取価格についてご紹介させていただきます。
ジャパニーズウイスキーが高騰している理由や買取相場推移は国産ウイスキー買取相場推移からご確認ください。
ジャパニーズウイスキーとは
ジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキー、バーボンウイスキー、アイリッシュウイスキー、カナディアンウイスキーと並ぶ世界5大ウイスキーのひとつです。
ジャパニーズウイスキーは世界的にも高く評価されていますが、他の5大ウイスキーとは違い、明確な基準が設けられていませんでした。
2021年2月12日に日本洋酒酒造組合が国内外の消費者が適切な商品選択をできるようにジャパニーズウイスキーに定義を設けました。
この定義は2021年4月1日から施行されています。
出典:日本洋酒酒造組合「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」
<http://www.yoshu.or.jp/statistics_legal/legal/pdf/independence_06.pdf>
大手の酒造メーカーの商品の中でジャパニーズウイスキーの定義に当てはまるのは下記の銘柄です。
ジャパニーズウイスキーの種類
- サントリー 山崎
- サントリー 白州
- サントリー 響
- サントリー 知多
- サントリー ローヤル
- サントリー リザーブ
- サントリー オールド
- サントリー 季(TOKI)
- ニッカ 竹鶴
- ニッカ 余市
- ニッカ 宮城峡
- ニッカ カフェグレーン
- キリン 富士
日本国内の蒸留所
ジャパニーズウイスキーの買取価格
下記の表にない銘柄は参考買取価格表をご確認ください。
現在の買取価格はリアルタイム買取価格表にてご確認ください。
※2022年1月6日時点の買取価格となります。
銘柄 | 買取価格 |
---|---|
サントリー 山崎 NV | 7,500円 |
サントリー 山崎 12年 | 17,000円 |
サントリー 山崎 18年 | 97,000円 |
サントリー 山崎 25年 | 1,050,000円 |
サントリー 白州 NV | 6,200円 |
サントリー 白州 12年 | 17,000円 |
サントリー 白州 18年 | 64,000円 |
サントリー 白州 25年 | 500,000円 |
サントリー 響 ジャパニーズハーモニー | 9,500円 |
サントリー 響 17年 | 50,000円 |
サントリー 響 21年 | 67,000円 |
サントリー 響 30年 | 570,000円 |
ニッカ 竹鶴 NV | 4,000円 |
ニッカ 竹鶴 17年 | 27,000円 |
ニッカ 竹鶴 21年 | 53,000円 |
ニッカ 竹鶴 25年 | 180,000円 |
イチローズモルト ダブルディスティラリーズ | 9,000円 |
イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ | 9,000円 |
イチローズモルト ワインウッドリザーブ | 9,000円 |
ウイスキー用語解説
ピュアモルトウイスキー(ヴァッテッドウイスキー)
モルト100%のウイスキー。2ヵ所以上の蒸溜所のシングルモルトウイスキーの原酒を混合したウイスキーをピュアモルトウイスキーと呼びます。
ピュアモルトウイスキーは主に日本で使われている名称で、海外ではブレンデッド(ヴァッテッド)モルトウイスキーと呼ばれています。
シングルモルトウイスキー
単一の蒸溜所で造られたモルトウイスキーをボトリングしたものをシングルモルトウイスキーと呼びます。
シングルモルトウイスキーは蒸留所の個性が出るため香りや味わいの違いを楽しむことができます。
1980年代から世界的に流行し始めて日本でも人気が増えています。
シングルカスクウイスキー
単一の樽で造られたモルトウイスキーをボトリングしたものをシングルモカスクウイスキーと呼び、シングルバレルウイスキーとも呼ばれています。
シングルモルトウイスキーは蒸留所の個性が出ますが、シングルカスクウイスキーは樽によって個性が出るため、より個性が際立ったウイスキーを楽しむことができます。
1つの樽から抽出できるのは700mlボトルで450本~500本と希少価値が高いウイスキーとなっております。
ブレンデッドウイスキー
複数種類のモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合したウイスキーをブレンデッドウイスキーと呼びます。
モルトウイスキー、グレーンウイスキー同士を混ぜ合わせることを「ヴァッティング」と言い、モルトウイスキーとグレーンウイスキーのように、異なる種類のウイスキー同士を混ぜ合わせることを「ブレンディング」と言います。
ブレンデッドウイスキーは1853年に誕生し、樽ごとに異なるウイスキーをブレンドすることにより、品質を均一にしたことにより世界中でに人気を博しました。
グレーンウイスキー
とうもろこし、ライ麦、小麦などの穀類を主原料に大麦麦芽を糖化酵素として加え連続式蒸溜機で蒸溜して造られたウイスキーをグレーンウイスキーと呼びます。
グレーンウイスキー単体で飲まれることは少なく、ブレンデッドウイスキーに使用されることが多く、モルトウイスキーとブレンディングされています。
コンペティション一覧
ISC
ISCは、英国の出版社ドリンクス・インターナショナル社の主催によりロンドンで開かれる世界的な酒類コンペティションです。
ウイスキー部門の他にブランデー、テキーラ、ジン、ウォッカなどの部門があり、審査はブラインド・テイスティングによって行われます。
各部門からダブルゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズと評価されます。
IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)
IWSCは、50年以上の歴史がある世界的な酒類コンペティションです。
1969年に酒類の品質向上と市場拡大に寄与することを目的に創設されました。
ワイン、ウイスキー、スピリッツが対象で各部門から金賞・銀賞・銅賞を1つ選出するとともに、金賞の中から特に優秀な銘柄に最優秀賞のトロフィーが与えられます。
SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)
SWSCは、2000年から米国の酒類業界紙『ボナペティート』などの主催により米国で開かれる世界的な酒類コンペティションです。
ウイスキー、ブランデー、ホワイトスピリッツ、リキュール、その他の部門で構成されていて、各部門から最優秀金賞・金賞・銀賞・銅賞が選出されます。
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)
WWAは、『ウイスキーマガジン』の主催により開かれる他に類を見ないウイスキーのみを対象とした世界的なコンペティションです。
シングルモルトウイスキー、ブレンデッドウイスキー、バーボンウイスキーなど16部門で構成されていてテイスト審査、デザイン審査があります。