泡盛の歴史
泡焼酎よりも長く、その始まりは15世紀にまでさかのぼります。
蒸溜酒自体は紀元前から西洋で造られていましたが、13世紀初頭にその技術が西アジアで熟成し、
15世紀ごろに中国からシャム国(現在のタイ)を経由して琉球王国へ伝わったといわれています。
当時、泡盛造りは琉球王府によって徹底的に管理され、鳥堀、崎山、赤田の3町からなる首里三箇(しゅりさんか)の限られた蔵でのみ製造が許されていました。こうして造られた泡盛は、おもに江戸幕府や中国王朝への献上品として用いられていました。
一般人の手に届くようになったのは、時代が明治に変わり、琉球が沖縄県になってからのことです。