ドンペリニヨンとは
ドンペリニヨンはグラン・クリュ格付の自社畑100%のピノノワールとシャルドネを半々に用いて醸されるキュヴェミレジムシャンパーニュです。ベネディクト会の修道士ドンペリニヨンが発酵中のワインを瓶詰めして放置したところ偶然シャンパンができその名にちなんでドンペリニヨンが生まれました。新しいドンペリニヨンには作柄の素晴らしい収穫年に栽培された葡萄のみが用いられます。
現在のドンペリニヨン
ドンペリニヨンの死後、一生を捧げた修道院とブドウ畑はモエシャンドン社の所有になりました。そして商標権を獲得し1936年に「ドンペリニヨン」をリリースしたのがドンペリの誕生秘話となっています。それから今日に及ぶまでモエシャンドン社は最高品質のドンペリの生産を続けており不動の人気と最高品質のブランドイメージを確立させています。
ドンペリニヨンの種類
ドンペリニヨンには熟成年数・ヴィンテージによって数種類のバリエーションがあります。
ドンペリニヨン・・・通称ドンペリ白と呼ばれる一般的なドンペリニヨンです。作柄のいい年のブドウだけを使用し7年程熟成させ造られます。
ドンペリニヨン ロゼ・・・ピンドンと呼ばれることもあるドンペリニヨンです。ブドウの作柄のいい年、特にピノノワールの出来がいい年しか生産されず熟成年数も通常のドンペリニヨンより長い8年から10年と言われています。
ドンペリニヨン エノテーク(P2)・・・通常のドンペリニヨンより更に熟成させリリースされるのがドンペリニヨンエノテーク(P2)です。通常のドンペリニヨンの倍近く(16年)熟成させ第二段階目の熟成のピークを迎えて発売される希少なドンペリニヨンです。ドンペリニヨンP2の発表と入れ替わりにドンペリニヨンエノテークの新作は造られなくなりました。
ドンペリニヨン レゼルヴドラベイ・・・約20年の間熟成させた非常に希少なドンペリニヨンです。ドンペリゴールドとよく呼ばれているのがこのドンペリニヨンレゼルヴドラベイです。シャンパン発祥と言われているオーヴィレール修道院にちなんでドラベイ(修道院)と名づけられました。本国のフランスと日本でしか販売されていない流通ルートも数量も希少なドンペリニヨンです。
ドンペリニヨン P3・・・いいヴィンテージのドンペリニヨンをさらに熟成させ25年の月日を経てリリースされるドンペリニヨンです。ドンペリニヨンは3つの熟成のピークがあり最後の3度目のプレニチュードを迎えたドンペリニヨンだけがドンペリニヨンP3として極少数ですが販売されます。