ブルゴーニュワインの高級銘柄
フランスのブルゴーニュは、ボルドーと並びワインの名産地として知られ、
ボルドーワインが「ワインの女王」と言われるのに対して、ブルゴーニュで作れるワインは「ワインの王様」と呼ばれ、世界中のワイン愛好家から高く評価されています。
そのブルゴーニュワインの中でも高級ワインを価格帯別にご紹介します。 ※価格はオークションの落札価格を参考にしています。
10,000円~100,000円
デュジャック モレ・サン・ドニ
世界的に人気の高い銘醸地ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーに挟まれ、当時無名だったモレ・サン・ドニのワインを世界のスターワインに押し上げた立役者として、
今日のモレ・サン・ドニを牽引するドメーヌの1つとして一目置かれています。本拠地で造られる、力強さとエレガンスを兼ね備えたワイン。
メゾンルロワ ブルゴーニュ
ワインラヴァーなら誰もが一度は飲みたいと憧れるルロワ。
評論家達からも最上級の賛辞が送られており、1993年にはロバート・パーカー氏がルロワの3つのワインに満点をつけるという、衝撃的なニュースが世界中を駆け巡りました。
その品質は常にD.R.Cと肩を並べるブルゴーニュ最高の品質と言われています。
ポンソ モレサンドニ
モレ・サン・ドニを代表する名門ドメーヌのひとつ。僅か0.18haの所有畑から造られる稀少キュヴェ。精妙なバランスと優雅さを兼ね備えたスタイル。
ルシアン・ル・モワンヌ グラン・エシェゾー
ユニークで情熱的、異彩を放つブルゴーニュNo.1ネゴシアン。リッチな香りと凝縮感のある果実味が際立つ、豊満かつグラマラスな逸品。
アルマン・ルソー ジュヴレ・シャンベルタン
18世紀初めのフランス・ブルゴーニュでは、心ないネゴシアン(卸売業者)による不正ブレンドが横行していました。そこでネゴシアンへ樽で売るのをやめ、ワインの品質向上に大きく貢献したのがこのアルマンルソー氏。
テロワールの個性を最大限に表現した味や香りが特徴です。
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ミュジニー
シャンボール・ミュジニーにおいて、最高の生産者と言われるヴォギュエ。
樹齢25年以上のぶどうのみを使用し、ワインの余韻を引き出すことのこだわりをもっていることが特徴です。
コシュ・デュリ ムルソー
コシュ・デュリは「白ワインの神様」「ムルソーの魔術師」などと評される1920年創業のブルゴーニュ最高峰の白ワインの造り手。
ドメーヌを代表するワイン「コルトン・シャルルマーニュ」はDRCの「モンラッシェ」とともにロバート・パーカー氏に100点満点の評価を受けた白ワインとして有名です。
村名ワインである「ムルソー」や「ブルゴーニュ・アリゴテ」も評価が高く、市場に出回りにくい為、価格が高騰し入手が非常に困難。謹厳な作風を旨とするコシュ・デュリのワインは、いずれも長期の熟成が必要。
10,000円~100,000円
リジェ・ベレール ラ・ロマネ
ヴォーヌ・ロマネの最高峰リジェ・ベレールが単独所有するフランス最小の特級畑。純度の高い果実味と完璧なまでに均整が取れた味わいが魅力。
アンリ・ジャイエ
アンリジャイエ氏の愛称は、「伝説の醸造家」「ブルゴーニュの神様」「神の手を持つ男」など、これを聞くだけでどんなにすごい造り手だったかは想像できますね。
アンリジャイエ氏が亡くなったあとに行われたオークションにて、彼のワインが総額3,000万ユーロ(約40億円)で落札されたことがとても有名な話です。
DRC エシェゾー
DRCの中でも早熟と言われるエシェゾーは、若いからこそのフレッシュさが売り。早い時期から、高い完成度の味を楽しめるとワイン愛好家に愛されています。
DRC リシュブール
ロマネコンティに次いで小さな畑で造られるワイン。リシュブールと言えば有名なのが「神の雫」という漫画のワンシーンです。
「お花畑のようなワイン」という例えどおり、登場人物がリシュブールを口にした瞬間、一気にお花畑に囲まれるような描写で表現されています。
ゆえに華やかな味と香りが特徴のワインとなっています。
DRC ラターシュ
「ロマネコンティのわんぱくな弟」と表現されることがある、ラターシュ。
凝縮されたフレッシュな果実味が口いっぱいに広がり、終いには強烈とも言えるほどのアロマが感じさせるワインだからだとか。また比較的広い畑のため、品質は毎年安定しているそうです。
1,000,000円~
DRC ロマネコンティ
「ワインの王様」と称され、誰もが一度は耳にしたことのあるロマネコンティ。「最高級」・「最高峰」など、常に一番と評されるところにロマネコンティの偉大さを感じますね。
中でも様々な経緯から貴重だと言われるのが、1945年、1990年、2005年、1999年、2010年。一生のうちに一度めぐり逢えたら、とっても幸運だと言っても過言じゃないでしょう。