オーストラリア産ワインの主要品種には、シラーズ(シラー)、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、セミヨン、リースリングがあります。
樹の本数という点ではオーストラリア全体の約1/4がシラーズであるともいわれています。
フランス・イタリア・スペインなどではテロワールの概念がワインの品質基準に大きな影響を与えており、フランスではアペラシオン ドリジーヌ コントロレ(AOC)が、イタリアではデノミナツィオーネ ディ オリージネ コントロッラータ(DOC)が、スペインではデノミナシオン デ オリヘン(DO)という原産地呼称制度が制定されているが、新世界にはテロワールとワインの品質基準を分離した考え方があり、オーストラリアには原産地呼称制度は存在しません。
原産地呼称制度の代わりに、オーストラリアでは地理的表示(GI)が定められています。
なお、同じ新世界のアメリカ合衆国もオーストラリアと同様であり、地理的表示のアメリカぶどう栽培地域が定められている。
格上から順にヴァラエタルワイン、ヴァラエタル ブレンドワイン、ジェネリックワインの3つで構成されています。
オーストラリアワインの格付け
ヴァラエタルワイン
ラベルにブドウ品種が表示されているワインです。ヴァラエタルワインとして市販するためには、表示する品種・生産地・収穫年のブドウをそれぞれ85%以上使用していることが義務づけられているため、上質ワインのカテゴリとなります。
ヴァラエタル ブレンドワイン
ヴァラエタルブレンドワインは、ブドウ品種をブレンドしたワインです。使用するブドウ品種の多いものから、ラベルに表記することができます。どれくらい使用しているかによって、表示の仕方が異なります。
ジェネリックワイン
バーガンディ、クラレット、モーゼルなど他国の有名産地を名前に付けていた日常消費用のワインがジェネリックワインに当たりますが、2010年よりこれらの名称の使用は禁止されています。原料やブドウ品種などにこだわらない、国内消費向けのワインです。
リックワインは、レッドワインとかホワイトワインなど、ざっくりと記載されているものや、ヨーロッパの産地名がつけられたものもありますが、近頃では見なくなりました。おすすめのオーストラリアワイン
マンサネケ シャルドネ
デエサ デル カリサル シャルドネ
マンサネケ ヌエストロ シラー
デエサ デル カリサル シラー
デエサ デル カリサル カベルネ ソーヴィニヨン
デエサ デル カリサル プティ ヴェルド