バーボンの高級銘柄
バーボンとは主にアメリカのケンタッキー州を中心に製造される、トウモロコシやライ麦、大麦、小麦などを原料としたウイスキー。
原料の半分以上がトウモロコシなど細かな規定もありますが独特の甘みと軽やかな飲み口が魅力です。
5大ウイスキーのひとつにも数えられており、スコッチ・アイリッシュ・カナディアン・ジャパニーズと肩を並べる銘酒と言われています。
その高級バーボンを価格帯別にご紹介します。
※価格はオークションの落札価格を参考にしています。
5,000~10,000円
フォアローゼス プラチナ

ケンタッキー州200周年を記念して1992年に日本限定でリリースされたボトル。 長期熟成原酒の中から6~7種類をベースにブレンドしている為、ブランデーやコニャックのようなスイート、フルーティさを感じます。 香りは落ち着いたバニラ、カラメル、ほのかな接着剤。 口に含むと唾液で一気に開くような感覚でドライフルーツ、ニッキ、完熟のイチヂクの甘み、最後にブドウの皮のような心地よい酸味とオークの余韻を感じられます。日本人好みの味わいとなってます。
ブラントン ゴールド

ブラントンの原酒の中から、厳選に厳選を重ね最高のクオリティをもつ樽の原酒をボトリングしたプレミアムバーボンウイスキー。 野暮ったさは一切無く、品の良いバニラやオーク、熟したメロン等様々なものを連想させる複雑で深い味わいをもつ極上の逸品です。 バーボンが苦手という方でも飲みやすいボトルです。
I.W.ハーパー 15年

15年という長い月日をかけて熟成したオフィシャル最長熟のボトル。 12年と比較すると液体もやや濃く、香りはアルコールが更に抑えられ、苺ジャムの要素が強まります。 味わいもボディに厚みが加わりジューシーになった感覚です。リッチで贅沢なボトルです。
10,000~20,000円
メーカーズマーク ゴールドトップ

レギュラーボトルのレッドトップをアルコール度数50.5度でボトリングしたハイプルーフの1本。 香りはカカオ、木樽、優しい接着剤、バニラビーンズ。口に含むと優しい口当たりでアルコールの刺激はほぼ感じません。 2000年台前半に終売となった為、今ではかなりレアなボトルとなってます。
ワイルドターキー マスターズキープ 17年

長期熟成の原酒のみを厳選してボトリングしたプレミアムバーボンです。
香りはユーカリの葉やシナモンなどのハーブが前に出て、奥に深いバニラを感じます。口に含むと嫌なセメダイン風味は少なく、凝縮したバニラアイス、ウエハース、木材。そしてうっすらですがミントの甘いメントールが鼻腔をくすぐります。
バーボン好きがたどり着く究極のボトルと言えるでしょう。
オールドクロウ トラベラー

1960~70年代流通し、スリムな形が特徴的なボトルです。
香りはカスタードクリーム、バニラビーンズ、焦がしたカラメル、バナナ。味わいはブラックベリーの酸味、次にアニスやシナモンのスパイシーさを感じられます。
現行品とはまるで違う出来で、甘みとスパイシーさのバランスが良いバーボンです。
ウッドフォードリザーブ マスターズコレクション セレクトアメリカンオーク

熟成樽の樽材の産地にこだわった数量限定のプレミアム商品。 香りはフィナンシェ、マーマレード、蜂蜜など甘く、味わいはフィナンシェ、ローストアーモンド、紅茶の茶葉を感じられます。 甘みと香ばしさが同居したバランスの良い味わいのボトルです。
20,000~50,000円
ブッカーズ ノエ

1990年頃に流通し、香りが非常に強く、まさに「生」を感じるバーボンウイスキー。
ネイルポリッシュリムーバーのような薬品香をスタートに感じますが、徐々に柔らかくトウモロコシ感じるフレーバー。味わいはカシスリキュールのような酸、メレンゲ、バタークリームを感じられます。
とろりとした濃厚な口当たりでオールドボトルの良さを味わえます。
エライジャ クレイグ 18年

18年熟成した原酒を、他の樽と混ぜずにボトリングしたものです。
キーとなる風味一つ一つが全てギュッと濃縮されているような濃い味わいが特徴です。香りはレーズン、プラム、リンゴ等フルーティ。ローストアーモンドの印象もあります。
口に含むとアルコールの刺激は穏やか、なめらかな舌触りで、あんずのような酸を最初に感じます。
一般的なバーボンとはかけ離れた風味を持つ別格のボトルです。
~100,000円
エヴァン ウィリアムズ 23年

23年という長い期間をかけて熟成を行なった最長熟・最高級のエヴァン ウィリアムスです。 濃縮されたキャラメルやバニラ、ドライバナナの芳醇な香り。口に含むと口内にしなやかなナッツの風味が広がります。 プラム、ブラックベリーなどフルーツ、カラメルの濃厚な甘み、キウイの酸味も感じられます。 現在は終売となっておりますが、人気のボトルです。