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十四代 龍泉
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十四代の最高峰といわれる龍泉は、純米大吟醸酒です。精米歩合が50%よりもさらに磨いた酒米と稀少なもろみ、斗瓶囲い、仕込み水は桜清水、酵母、醸造環境にもこだわってていねいに造られています。 風味豊かでフルーティな開放感がある香り、バニラのような華やかな甘さ、やわらかなコクも感じれられます。口に含むと流れるように舌の上を転がっていきます。他の大吟醸とは一線を画す龍泉、大切にじっくり楽しみたいお酒です。
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磯自慢 La Isojiman
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磯自慢のお酒はそれぞれに吟醸香、味わいの違いはあるものの、いずれの商品も厳選した酒米と南アルプスの名水が使われ、限定吸水洗米、麹作り、伝統酵母と手間を掛け、こだわりぬいて造られています。 そんな磯自慢の最高峰 La Isojimanは、厳選された最高級山田錦を18%まで精米、研ぎ澄まされた透明感、存在感に驚かされます。 この理想を追い求めたお酒は、空気に触れさせたり、時をかけてワインのように味の変化を楽しむのもおすすめです。
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獺祭 磨きその先へ
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その名のとおり、「磨きその先へ」は、精米歩合23%まで磨いた純米大吟醸「獺祭磨き二割三分」のその先の存在として造られました。ただ「二割三分」を越えていますが、完成形ではなく趣の違った別物としての最高級酒です。 するするさらさらとのどに流れていきます。獺祭らしい華やかな香り、芳醇な味わい、濃密さや心地よい酸を堪能するためには、ワイングラスがおすすめです。「獺祭 磨きその先へ」だけをじっくり堪能したい、そんなお酒です。
十四代 本丸
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十四代ラインナップの中で、本醸造酒が本丸です。米、米麹に自社製造の酒粕焼酎を醸造アルコールとして加えています。 箔押しされたラベルの文字は暗い保管場所でも目につきやすい工夫です。 本醸造とは思えないくらいのフルーティさ、吟醸酒を口にふくんだかのような甘みがあります。 華やかで芳醇、流れるようにするするとのどに入っていきます。甘辛のバランスが上品にまとまった美酒、それが十四代 本丸です。
黒龍 石田屋
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初代石田屋二左衛門が1804年に創業した黒龍、その屋号を冠した「黒龍 石田屋」は、精米歩合35%の山田錦で造られた純米大吟醸酒を低温で3年以上熟成させています。 優美な香りとフルーティさにふわりと心もほどけます。口あたりはまろやかで複雑にからみあいながらみごとなバランスをもってふくらみ広がります。 まろみと凛とした佇まいに酔いしれます。各地に正規の特約酒販店があるので安心して取り寄せることができます。
黒龍 仁左衛門
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黒龍で、石田屋と双璧をなすのが仁座衛門です。年に一度、11月に販売される仁左衛門は、初代蔵元の名を冠しています。出荷本数も少ないのでかなりプレミアムなお酒です。 純米大吟醸酒を斗瓶囲いし、熟成させています。仁座衛門の魅力は、華やかさや濃厚さではなく、エレガントさと上品さです。 新鮮さを感じる香りとうまみが舌を喜ばせます。じっくり時をかけて繊細な味わいを楽しみたいお酒です。
新政 No.6
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2011年に秋田市の酒蔵、新政酒造で生まれたのがNo.6です。6号酵母を使用していることからこの名がつきました。 秋田県産の酒米を使い、伝統的な生?づくり、木桶での発酵など、現代技術に頼りきらない伝統的な酒造りが取り入れられています。 味わいは現代的なボトルデザインを裏切らないふくよかながらすっきりとしたキレがあります。透明感ある香り立ちとうまみに魅了されます。 「No.6」の原料米品種は限定していないので特定の原料米名の表記はありませんが、酒造好適米、「亀の尾」「陸羽132号」などを使っています。
而今 特上雄町 純米大吟醸
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1818年創業、木屋正の6代目大西唯克氏が2005年に立ち上げたのが「而今」ブランドです。 その而今ラインナップから「 特上雄町 純米大吟醸」は、古代品種で栽培が難しく特上、特等が出せないといわれてきた特上雄町を使っています。 柔らかく溶けやすい雄町を使って醸された「而今 特上雄町 純米大吟醸」は、フルーティな甘みと酸味がバランス良く、うまみが豊かです。 強さがありながら柔らかく、キレある後口です。深い余韻が心地よい、特別感のあるお酒です。
十四代 白雲去来
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1615年創業の高木酒造が創業400年を記念してつくったのが「十四代 白雲去来」です。高木酒造の中でも「十四代 龍泉」に次ぐプレミアム酒と言われています。 特A地区山田錦と愛山を使用、精米歩合は35%、1年氷温熟成させた純米大吟醸酒です。和菓子のような吟醸香、ぎゅっと濃縮したうまみに魅了されます。余韻も長く深い、芸術的な味わいと称される「白雲去来」ぜひ手に入れたいお酒です。
磯自慢 アダージョ
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磯自慢ラインナップのうち、唯一の熟成酒です。「磯自慢中取り純米大吟醸35」の一部分を特別な冷蔵庫で熟成させています。 Adagio(アダージョ)は「ゆっくり穏やかに」という音楽用語です。納得いくレベルに及ばない年は出荷されません。 熟成酒ならではの美しい琥珀色と香りを楽しむためにもワイングラスが、また、まろやかな味わいを堪能するためにも冷やしすぎないのがおすすめです。