ヴィニョス・バーベイト
1946年に設立されたヴィニョス・バーベイト社は、マデイラ島では珍しい家族経営で、伝統的な醸造法、膨大な原酒のストック、すぐれたブレンド技法で高品質のマデイラワインを供給しています。 バーベイトのワインの特長は「シャープな酸味」です。いずれの商品も酸味と甘みのバランスがすばらしいです。マデイラ セルシアルは、美しい黄金色、芳しさと果実の甘さが香り立ちます。きりっとした酸味の辛口タイプで、余韻が長く続きます。
モウシャン
評価の高いポルトガルワインとして知られるようになったモウシャンでは、最上級のワインのみに用いられるポルトガルの伝統的ワイン醸造法、ラガールをすべての赤ワインに取り入れています。 辛口の赤、モウシャンは、濃いガーネット色をしています。黒果実、熟したオリーブ、ハーブやスパイスが香り立ちます。味わいは、骨太でフレッシュ、きめ細かなタンニンが感じられます。口の中に幸福感が広がり、心地よい余韻へと導きます。
ペレイラ・ドリヴェイラ
1850年創業のペレイラ・ドリヴェイラ最大の特徴はオールド・ヴィンテージです。古いヴィンテージを豊富に所有しています。 ペレイラ・ドリヴェイラ・ヴィンテージ・マディラ・ヴェルデーリョは、100年以上の熟成を重ねたマデイラワインです。 ボルトガル、アソーレス、イタリア原産の白ぶどう「ヴェルデーリョ」が、造り出す中辛口タイプです。 たばこや、アーモンド、樽香、スパイス、スモーキーさが感じられます。酸味に伸びがあり、バランスの良い味わいです。
エスポラン
ポルトガル南部アレンテージョにあるエスポランは、重力システムを導入するなどこだわりある高品質なワインを世界に送り出しています。 長い日照時間と日差し、大西洋からの海風、そして片岩質と火山岩質の土壌に育まれたぶどう、優れた醸造技術によって造られるのがエスポランの赤ワインです。エンスージアスト誌の年間TOP100に選ばれたレゼルヴァ・レッドは、ベリー類などの果実が重なりあったエレガントな香り、凝縮感ある果実味、バランスが見事なワインです。毎年変わるラベルも楽しみです。
ルイ・レグインガ
ルイ・レグインガは、ポルトガルを代表するワインメーカ―でありながら、本国だけでなく、オーストリア、ブラジルなど数ヶ国のワイナリーでコンサルタントを行い、自身のワイナリーのワインも高評価を得ています。 ルイ レグインガのベーシックな赤ワイン、インテンサスは、濃い赤色、凝縮した果実香と果実味があり、かすかにハーブが感じられます。しっかりしたタンニンは角がなく甘みすら感じます。濃厚ながら調和のとれた味わいが、心地よい余韻へと続きます。
ブランディーズ
ブランディーズ社の設立は1811年、歴史ある家族経営のマデイラワインメーカーです。最先端のワイン醸造技術と古きよき伝統、どちらも大切にしたワイン造りをしています。 ブランディーズマデイラ・セルシアルは、18～21度のステンレスタンクで天然酵母を使用して発酵後、グレープスピリッツを添加、アメリカンオーク樽による天然加温熟成しています。明るい金色をしています。辛口ですが、ドライフルーツなどの香り、いきいきとした酸、ほのかな甘み、熟成感が見事に調和したワインです。
ヴィニョス・ボルゲス
1884年創業のヴィニョス・ボルゲスは、広大な自社ぶどう園を所有し、デイリーワインからヴィンテージポートまで多くのポルトガルワイン造っています。 印象的なラベルの看板商品「ガタオ」のガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ は、ワイン王国5つ星やポルトガルワイントロフィー金賞を受賞しています。フレッシュで爽やかな味わい、弱発泡性の軽快なワインです。「緑のワイン」を意味するヴィーニョ・ヴェルデの名の通り爽快感が魅力です。
ソアリェイロ
「ソアリェイロ」は、畑の中で最も日当たりの良い場所の名まえが由来です。その名の通りメルガソは、アルヴァリーニョ種の生育に最高の条件を備えています。 スタンダードキュヴェ、ソアリェイロは、手摘みしたアルバリーニョを短時間のうちにワイナリーへ搬入し、プレス、デキャンタージュ、発酵、ボトリングし、瓶内で熟成を行います。色はレモンイエロー、柑橘系の香りが立ち、トロピカルフルーツと豊かなミネラルが感じられます。エレガントで濃密ながらキレのあるワインです。
ニーポート
1842年創業のニーポートは、現在の当主ディルク・ニーポートで5代目ですが、伝統の味わいを受け継ぐため、マスターブレンダーのファミリーも世代をつないでいます。生産量は品質を重視するため、ポートワイン全体の1％にも満たない小規模生産です。 フラッグシップの「バトゥータ」は、樹齢70年と100年以上の2つの畑のぶどうを使っています。ベリー系やコーヒーなどの香りが立ち、なめらかなタンニン、果実味が力強く、長い余韻へと続きます。
ルイス・パト
1983年に家族のワイナリーを継いだ化学技術者のルイス・パトは、地域の品種バガの可能性を信じ、従来とは違うアプローチ、アメリカ台木に接木せずバガを栽培しました。自根栽培のバガはぶどうが小粒で果皮も厚く果汁が少ないため1本のぶどうからグラス1杯分しか取れません。濃厚で酸とタンニンが豊かなワインになります。 アメリカの台木からの解放を意味するペ・フランコ（Free Foot）が入った、キンタ・ド・リベイリーニョ ペ・フランコは、深みとコクがすばらしく緻密な味わいのワインです。
