チリワインの産地と地図
日本国内で近年最も盛り上がっているワイン生産地であり、チリワインは輸入量のトップに立っています。
南北に細長い地形でさまざまなテロワールを持ち、それに応じて多種多様なワインが造られています。
温暖地域や冷涼地域など気候も様々で、基本的に乾燥しているため、多種多様な特徴を持った良質なブドウが育ちます。
ぶどうの割合が多く配合されているため、味と風味のバランスが取れたものが多く、品種のうまみを存分に感じることができます。
リーズナブルな価格で購入できるのも1つの特徴です。
そんなチリワインの代表的な産地と銘柄を紹介していきます。
エルキ ヴァレー
チリの最北端にあるワインの産地。
砂漠に囲まれており、年間を通して気温が高く、晴れの日が多いのが特徴です。
海抜1000m以上の高地にでぶどうを栽培しておりめすらしい地形になります。
ぶどうの蒸留酒「ピスコ」の産地としても有名です。
代表的な銘柄
ビーニャ ファレルニア
カヴァス デル ヴァジェ
マジュ
エルキ リバー
チョアパ ヴァレー
ワイン造りの歴史が浅いエリア。
シャルドネやシラー、ソーヴィニヨン ブランが主に生産されています。
ワイナリーは存在しませんが、大手ワインメーカーであるデ マルティノや、サンタ イネスが
チョアパ ヴァレーのぶどうを使用してワインを醸造しています。
リマリ ヴァレー
北部エリアでもっとも発展したワインの生産地。半砂漠地帯。
雨がほとんど降らなく、石灰質から成り立っているのでワインにもミネラル分が含まれています。
灌漑を行ってぶどう作りを復活させた経緯もあります。
この地域で多く作られる品種はカベルネ ソーヴィニヨンが圧倒的に多く
メルローやシャルドネ、シラーも多く作られています。
代表的な銘柄
カーサ タマヤ
フランシスコ デ アギーレ
オーチョ ティエラ
タバリ
マイポ ヴァレー
チリのほぼ中央に位置します。
チリワインで最初にぶどう作りが始まり、チリワイン発祥の地と言えます。
この地域では高品質のカベルネ ソーヴィニヨンが有名で、
別名「南米のボルドー」とも言われ、風味豊かなワインが特徴的です。
代表的な銘柄
カーサ タマヤ
コンチャ イ トロ
サンタ リタ
サンタ カロリーナ
カルメン
エラスリス
ラベル ヴァレー
中部エリアのなかでも大きなワイン産地。
チリワインの約25％がこのラベル ヴァレーで生産されている。
北部ではアンデス山脈側で作られるカベルネ ソーヴィニヨン、カルメネールが有名です。
代表的な銘柄
コンチャ イ トロ
アルタイル
カーサ ラポストージェ
カリテラ
