シャトー・ヴァランドロー(Chateau Valandraud)
サン・テミリオンのちっぽけな新興シャトーだったのが、今では特級のトップと肩を並べるほどの値をつける高級ワインに。
短期間でこれだけ値上がりした(成功した)ワインは今までなかった、と言われるシンデレラワインの代表格。
1989年に、ジャン・リュック・テュヌヴァン夫妻によりサン・テミリオンの谷に設立。
テュヌヴァン氏はワインビジネスに携わり、サン・テミリオンのガレージワイン運動のリーダー的存在で知られ、
初ヴィンテージ1991年以来、生み出されるワインは高い評価を受け、驚異的なスピードでトップワインに比肩するまで到達しました。
研究熱心で斬新的なテュヌヴァン氏は2000年にブドウ畑の一部(2ha)にビニールシートを敷いて、雨水を排除してブドウを育てました。
このやり方はフランスワイン醸造法では認められない為、この畑から作られたワインは格下げせざるおえませんでした。
しかし、格下げしても良いワインを造りたいというテュヌヴァン氏の情熱はこれでお解かりになるでしょう。
ワインの名前を妻ミュリエールの実家の姓であるヴァランドローからとり名付けました。
コンサルタントには、ミシェル・ロランが努め、ロバート・パーカーが高得点を付けて一気にブレイクしたシャトーです。