エティエンヌ・ソゼ(Anne Gros)
ピュリニーでは、1580年に設立された名門ドメーヌ【ルフレーブ】と双璧とされているのがエティエンヌ・ソゼです。
1970年に亡くなった先代の跡を継ぎ、ジェラール・ブド氏がこのドメーヌを運営しています。
今でこそ、数多くの評論家からここまでの絶賛を受けるようになったエティエンヌ・ソゼですが、
運営の危機を迎えた時期もありました。
それは1991年のこと。
相続の関係から、それまで大絶賛されていた0.25ヘクタールの「ラ・トリュフィエール」の区画を失ってしまい、ドメーヌの規模が約3分の2に減少してしまったのです(トリュフィエールは【ジャン・マルク・ボワイヨ】の所有となりました)。
その危機を乗り越えるため、これを機会に自社畑以外のブドウも購入してワインを造るネゴシアンへと変貌を遂げたのです(このため1991年からラベルの「ドメーヌ」の文字が消えました)。
このため、1990年代前半は困難な時期を迎えていましたが後半にはようやく落ち着き、品質も以前と同じレベルにまで戻ってきたと言われています。
【エティエンヌ・ソゼの主なワイン】
・バタール・モンラッシェ
・ビアンヴュニュ・バタール・モンラッシェ
・ボンヌ・マール
・シャンベルタン
・シャルム・シャンベルタン
・シュヴァリエ・モンラッシェ
・クロ・ド・ラ・ロッシュ
・エシェゾー
・マジ・シャンベルタン