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中国酒の種類

中国酒の種類

中国酒の種類

中国酒といえば、中華料理店で氷砂糖やざらめを添えて供される紹興酒が思いうかびますが、これは、数多くある中国酒で黄酒に分類されているうちのひとつです。
中国酒は、紹興酒を含む黄酒から、ビールや薬効に優れた漬け込み酒まで5つの種類に分けられます。では、ひとつずつ見ていきましょう。

黄酒(ホワンチュウ)

世界三大古酒にも数えられる中国最古のお酒、黄酒は、米や麦などの穀物が原料の醸造酒です。その名のとおり黄色いお酒です。麦麹を使用すること、糖とアミノ酸が多く含まれていること、また長期熟成によって黄色く色づきます。老酒(ラオチュウ)、陳酒(チェンジュウ)とも呼ばれますが、老酒は、甕で3年以上長期熟成させた黄酒です。 黄酒の名称は、色合いや、醸造方法などから取られたものもありますが、福建老酒(福建省)、即墨老酒(山東省即墨市)、大連黄酒(遼寧省大連市)など産地から名づけられてるものも多いです。有名な紹興酒は、浙江省紹興市の糯米に紅麹を加えて造られています。

紹興酒の種類

元紅酒

伝統的製法で造られた基本的な紹興酒で、アルコール度数、15~16度です。

加飯酒

元紅酒に次いで歴史ある紹興酒で、元紅酒よりももち米を多く使用しています。
コクと香りが豊かで、輸出量が一番多い紹興酒です。この加飯酒を指して紹興酒ということが多いです。アルコール度数は17~18度です。

善醸酒

最も古い製法の元紅酒を仕込み水として使用した甘口の紹興酒です。アルコール度数は15度です。

香雪酒

もともとは紹興酒の甘さ調節に使われていたお酒で、仕込み水の代わりに紹興酒の酒粕から造った焼酎を使い、麦麹が加えられています。かなり甘いです。

白酒(パイチュウ)

無色透明なことから白酒と呼ばれる世界三大蒸溜酒のひとつ白酒は、中国酒の中でも種類が多くメジャーなお酒です。焼酒(ショウシュ)や火酒(カシュ)とも呼ばれています。
白酒は中国全土で造られていますが、原料に高粱、とうもろこし、きび、麦などの雑穀が使われるので、北方や南西地方産が多いです。
産地名から汾酒、茅台酒、原料から高粱酒、包米酒、麹の種類から大曲酒、小曲酒、麩曲酒と呼び分けられることもあります。
白酒は、日本の焼酎のようにその土地特有の味わいや香りが楽しめるお酒です。アルコール分だけを蒸溜しているので、アルコール度数は高いですが、3年以上の長期熟成なのでまろやかな口当たりで豊かな香りになっています。35~65度までいろいろありますが、近年では38度ぐらいの低度酒が増えてきています。黄酒が苦手な方は、ぜひ、白酒をおためし下さい。

啤酒(ピーチュウ)

啤酒とはビールのことです。意外に感じるかもしれませんが、中国のビール生産量は世界一です。また中国のビールは、安価でアルコール度数が低め、苦みも少なめ、炭酸も弱めであっさりしています。
ビールが苦手な人にもおすすめですが、中国では常温で供されることが多いので注文時に注意が必要です。地ビールなども含めれば膨大な数が製造されているビール大国中国、ラガータイプが主流ですが、黒ビールも製造されています。
青島ビール、燕京ビールが有名ですが、最大手メーカーは香港資本の入った華潤雪花ビールです。
ビール缶に8Pや10Pという数字がありますが、これは、原麦汁濃度で、数字が大きくなるとホップの味が濃くなります。8Pだとかなり薄いです。一般的にこの数値と、アルコール度数が高いほど、価格も上がります。選ぶときの目安になりそうです。

果酒(クアチュウ)

中国の果実酒です。ぶどうやりんごなど果実を原料に醸造するワインタイプと、白酒に果汁を加えて造るリキュールタイプがあります。味わいは濃厚で甘口です。世界でもっとも古くからワインを造っていたのは中国で、赤ワインと白ワイン、やまブドウを原料としたワインがあります。 リキュールタイプは、柑橘系、黒スグリ、五味子、りんご、さんざし、やまもも、ライチなど多種多様です。中でもきんもくせいを漬け込んだ清朝宮廷の秘酒といわれる桂花陳酒が有名です。アルコール度数は、15度、糖分14%、琥珀色で桂花の香りとワインの甘い香りがとけあった甘酸っぱいお酒です。ちなみに、あんずは中国原産の果物ですが、よく 中国酒が並ぶ棚近くに陳列されている永昌源の杏露酒は、日本のお酒です。

薬酒

薬酒は、不老長寿を願い、漢方薬材を黄酒、白酒、果酒に漬け込んだリキュール酒です。氷砂糖が入った甘い薬酒もあります。有名なのは、加皮や薄荷、当帰など30種以上の漢方薬を漬け込んだ広州五加皮酒(40度)、はまなすを漬け込んだ玫瑰露酒(54度)、杏花村竹葉青酒(45度)、霊芝酒(32度)があります。 また、強精補酒と呼ばれる滋養強壮、スタミナ維持が目的のお酒もあります。朝鮮人参が入った人参酒(38度)、すっぽんが入った元魚酒(15度)、トカゲが入った蛤蚧酒(36~38度)ハブ、マムシ、コブラが入った三蛇酒(35度)などが有名です。食前酒や食後酒に、ストレートで飲むことが多いですが就寝前に飲むと薬効が期待できるそうです。

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