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地ウイスキーとは

地ウイスキーについて

地ウイスキーとは、ひとことで言うと地方の小規模な蒸溜所で造られる少量生産のウイスキーのことです。
大手メーカーが生産するウイスキーとは一線を画した、造り手のこだわりを込めたウイスキー造りが世界のウイスキー業界の新しいトレンドとなりつつあるのです。
日本のウイスキー市場は、サントリーとニッカウヰスキー(アサヒビール傘下)の大手2社だけで約9割ものシェアを占めており、それ以外の地ウイスキーメーカーは全国でも10社ほどしかありませんでした。
しかし、近年のジャパニーズウイスキーへの世界的な評価の高まりや、国内でのウイスキー人気の再燃を背景に、新たにウイスキー蒸溜所を立ち上げる動きも広がり、現在では地ウイスキーメーカーは全国で30社以上に増えています。

なかでも、肥土伊知郎(あくと いちろう)氏が創設したベンチャーウイスキーは、品質重視のウイスキー造りが国際的にも高い評価を獲得。
自身の名を冠した「イチローズモルト」は世界のウイスキー愛好家から熱い視線を集めています。
イチローズモルト初期の代表作、ボトルのラベルにトランプのマークをあしらった「カードシリーズ」は生産数が非常に少なく、現在は販売も終了されている希少性の高いシングルモルト。
2019年に香港のオークションにて、1985~2014年に製造された「イチローズモルト」シリーズの54本セットが約1億円で落札されたのは有名な話ですね。
そんな地ウイスキーの中でも特に有名な銘柄は、ベンチャーウイスキー「イチローズモルト」、笹の川酒造「チェリーウイスキー」、東亜酒造「ゴールデンホース」、本坊酒造「マルスウイスキー」などが有名です。

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