「普段飲んでいるバーボンが、以前より高くなっていた」と感じている方は多いのではないでしょうか。近年、バーボンウイスキーは輸入販売元ごとに価格改定が実施されており、2026年10月にはワイルドターキーの一部商品が値上げされました。
一方で、バーボンの値上げはすべての銘柄で一斉に行われるものではなく、時期や値上げ率、理由は銘柄や輸入販売元によって異なります。また、店頭や通販で見かける販売掲載価格も、メーカー希望小売価格と一致するとは限りません。
本記事では、各社の公式発表をもとに、バーボンの直近の価格改定と値上げ率、値上げの主な理由を整理します。さらに、主要銘柄のメーカー希望小売価格と販売掲載価格、今後の価格動向の判断材料もあわせてご紹介しますので、購入のタイミングを考える際の参考にしてください。
【2026年10月更新】バーボンの値上げ情報
2026年10月時点で確認できる、主なバーボンの値上げは以下のとおりです。
| 改定時期 | 対象商品 | 輸入販売元 | 主な改定率 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月1日出荷分 | ワイルドターキースタンダード・8年 | CAMPARI JAPAN | 約1.9〜8.6% |
| 2026年2月3日出荷分 | エンシェント・エイジ8年〈3A〉 | 宝酒造 | 約4.4% |
| 2024年10月1日出荷分 | ワイルドターキー8年・12年など | CAMPARI JAPAN | 約5.3〜6.3% |
それぞれどのような改定が行われたのか、新しいものから順に見ていきましょう。
2026年10月|ワイルドターキースタンダード・8年
CAMPARI JAPANは2026年9月4日、バーボンを含む一部製品の値上げを発表しました。値上げ対象となったバーボンは、ワイルドターキースタンダードと8年の700ml・1000mlで、2026年10月1日出荷分から新価格が適用されています。
| 商品 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 改定率 |
|---|---|---|---|
| ワイルドターキースタンダード 700ml | 2,926円 | 2,981円 | 約1.9% |
| ワイルドターキースタンダード 1000ml | 3,542円 | 3,729円 | 約5.3% |
| ワイルドターキー8年 700ml | 4,378円 | 4,488円 | 約2.5% |
| ワイルドターキー8年 1000ml | 5,258円 | 5,709円 | 約8.6% |
700mlはいずれも2〜3%程度の小幅な改定にとどまる一方、1000mlは5〜9%程度と値上げ幅が大きくなっています。同じ銘柄でも、容量によって価格の改定率に差がある点は押さえておきたいポイントです。
2026年2月|エンシェント・エイジ8年〈3A〉
宝酒造は2025年11月4日、バーボンウイスキー「エンシェント・エイジ8年〈3A〉」のリニューアルと値上げを発表しました。2026年2月3日の出荷分から、700mlのメーカー希望小売価格が税込5,622円から税込5,868円へと引き上げられています。
| 商品 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 改定率 |
|---|---|---|---|
| エンシェント・エイジ8年〈3A〉700ml | 5,622円 | 5,868円 | 約4.4% |
改定率は約4.4%で、金額にすると1本あたり246円の値上げです。エンシェント・エイジは、ケンタッキー州フランクフォートのバッファロー・トレース蒸溜所で造られるバーボンで、8年〈3A〉は日本限定で販売されています。
エンシェント・エイジの値上げは、ほかのバーボンとは別のタイミングで単独で発表されたものです。この事例からも、バーボンの値上げ時期は銘柄ごとに異なることが分かります。
出典:宝酒造「バーボンウイスキー『エンシェント・エイジ8年<3A>』の価格改定について」
2024年10月|ワイルドターキー8年・12年
ワイルドターキーでは、2026年10月の改定より前の2024年10月1日にも価格改定を実施しています。CAMPARI JAPANが2024年7月9日に発表したもので、8年や12年など複数の商品が値上げ対象となりました。
| 商品 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 改定率 |
|---|---|---|---|
| ワイルドターキー8年 700ml | 4,158円 | 4,378円 | 約5.3% |
| ワイルドターキー8年 1000ml | 4,994円 | 5,258円 | 約5.3% |
| ワイルドターキー12年 700ml | 8,800円 | 9,350円 | 約6.3% |
| ワイルドターキー12年 700ml(箱入り) | 9,020円 | 9,570円 | 約6.1% |
ワイルドターキー8年(700ml)は、2024年10月と2026年10月の2回の価格改定を経て、税込4,158円から税込4,488円になりました。約2年で330円、改定率にして約8%の値上がりとなっています。
このように、1回ごとの改定率は数%程度でも、複数回の値上げが重なれば価格差は次第に大きくなります。そのため、バーボンの値上げの影響を把握するには、直近の改定率だけでなく、数年単位での価格の推移を見ることが大切です。
バーボンが値上げされた3つの主な理由
バーボンの値上げ理由については、各輸入販売元の公式発表から確認できます。主な要因として「製造コストの上昇」「物流費の上昇」「為替変動」が挙げられますが、すべての銘柄にこの3つの理由が共通しているわけではありません。ここでは、それぞれの要因がどの公式発表で示されたものかを分けて整理します。
| 理由 | 該当する公式発表 |
|---|---|
| ① 製造コストの上昇 | エンシェント・エイジ(2026年2月)、ワイルドターキー(2024年10月) |
| ② 物流費の上昇 | ワイルドターキー(2026年10月) |
| ③ 為替変動 | ワイルドターキー(2024年10月) |
値上げの理由① 原材料・資材・エネルギーなどの製造コスト上昇
1つ目の理由として挙げられるのが、原材料や資材、エネルギーなどの製造コストの上昇です。宝酒造はエンシェント・エイジ8年の価格改定理由として「輸入価格が、現地での製造コスト上昇を受け、高騰し続けている」と説明しています。
バーボンはアメリカで造られるため、現地での原料や樽、エネルギーなどの製造コストが上がると、日本に輸入する際の仕入れ価格にも影響します。宝酒造は、同様に現地での製造コスト上昇を理由として、2023年11月にブラントンゴールド、ブラントン、ブラントンブラックなど6商品を20〜23%値上げしました。
また、CAMPARI JAPANは2024年10月のワイルドターキーなどの価格改定で「エネルギー価格の高騰によるコストアップ」を理由に挙げています。このように、アメリカでの製造・調達コストの変化が、日本で販売されるバーボンの価格へ波及する場合があると考えると分かりやすいでしょう。
出典:宝酒造「バーボンウイスキー『エンシェント・エイジ8年<3A>』の価格改定について」
出典:宝酒造「バーボンウイスキー『ブラントン』の価格改定について」
値上げの理由② 国内外の物流費の上昇
2つ目の理由は、商品を輸送する際にかかる物流費の上昇です。CAMPARI JAPANは2026年10月の価格改定について、特に「製品の調達費および国内物流費の大幅な上昇」を理由として挙げています。
輸入されるバーボンは、アメリカから日本への海上輸送に加え、国内に入ってからも倉庫や販売先まで届けるコストが発生します。国内の物流費は、燃料費の上昇やドライバー不足などを背景に上昇傾向が続いています。
2026年10月のワイルドターキーの価格改定では、海外の事情だけでなく国内の物流費も理由として明示された点が特徴です。重量のある1000mlボトルの改定率が大きかったことも、物流費の影響と無関係ではないと考えられますが、容量ごとの改定率の違いについて、CAMPARI JAPANは個別の理由を示していないため、あくまで1つの見方として捉えておきましょう。
値上げの理由③ 為替変動による輸入コストへの影響
3つ目の理由として確認できるのは、為替変動です。CAMPARI JAPANは2024年10月の価格改定に際し、国際的な経済情勢やエネルギー価格の高騰によるコストアップとあわせて「為替の変動」を理由として挙げていました。
バーボンのように海外で製造された商品は、ドル建てで仕入れることが一般的です。そのため、円安(※1)が進むと、同じ金額のドルを支払うために必要な円が増えるため、輸入コストが上がります。
円安は、現地での価格が変わらなくても円換算した仕入れ価格を押し上げる要因になります。反対に円高方向に動いた場合は、為替だけを見れば輸入時の負担を抑える方向に働きます。
※1【円安】ほかの通貨に対して円の価値が下がること。1ドルを買うために必要な円が増えるため、輸入品の価格が上がりやすくなる。
バーボンの値上げに影響する一般的な市場背景
ここからは、各社が個別の値上げ理由として公表した内容とは別に、バーボンの価格に影響する可能性がある一般的な市場背景を見ていきます。ウイスキー特有の供給の仕組みや、国・地域ごとの需要の違いが挙げられますが、いずれも個別商品の値上げの直接的な理由として発表されたものではない点に注意してください。
熟成原酒を短期間で増やしにくい供給体制
ウイスキーは蒸留後、樽の中で一定期間熟成させてから商品として出荷されるお酒です。バーボンも内側を焦がした新しいオーク樽(※2)で熟成することが規格上求められているため、需要が増えたからといって、すぐに出荷量を増やせるわけではありません。
たとえば「8年」や「12年」と表記されたバーボンであれば、少なくともその年数分の原酒を何年も前から仕込んでおく必要があります。そのため、熟成年数の長い商品ほど、需要の変化にすぐには対応しにくいというウイスキー特有の事情があります。
ただし、これはバーボンを含む熟成酒の供給構造について説明したものです。現在のバーボン市場全体が原酒不足であることや、今回取り上げた各商品の値上げ理由を直接示すものではありません。
※2【新しいオーク樽】アメリカの法律では、バーボンは内側を焦がした新品のオーク樽で熟成させることが定められている。使用済みの樽自体が再利用禁止になるわけではないが、使用済み樽で貯蔵したウイスキーはバーボンとしての同規格を満たさない。
関連記事:ウイスキーの値上げ2026年最新一覧|メーカー別の改定情報と買取相場まとめ
国・地域や銘柄によって異なる需要動向
ウイスキーやバーボンの需要は、地域や時期によって変化しています。日本でもハイボールの人気をきっかけに、手頃な価格のバーボンを好んで飲む人が増えました。バーボンは、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーに比べて手頃な価格帯の銘柄が多く、日常的に楽しむお酒として定着してきた背景があります。
ただし、需要の動きは国や地域だけでなく、それぞれの銘柄によっても異なります。なぜなら、日常的に飲まれる手頃な銘柄と、生産量の少ない限定品や長期熟成品とでは、需要と供給のバランスがまったく違うためです。
そのため、同じバーボンでも、銘柄によって価格の動き方は大きく異なると考えておくとよいでしょう。特に、人気の高い限定品は販売掲載価格が上がりやすい一方、定番品は販売店どうしの競争によって価格が安定しやすい傾向があります。
主なバーボンのメーカー希望小売価格と販売掲載価格
ここからは、代表的なバーボンウイスキーのメーカー希望小売価格と、酒販店のオンラインショップでの販売掲載価格を比較します。販売掲載価格は、メーカー希望小売価格を上回ることも下回ることもあり、販売店や時期によっても変動します。
| 銘柄 | メーカー希望小売価格(税込) | 販売掲載価格の例(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| ジムビーム 700ml | 1,859円 | 1,390円 |
| ブッカーズ 750ml | 11,000円(2023年版以降) | 15,000円前後 |
| ブラントンゴールド 750ml | 29,700円 | 24,900円 |
| ワイルドターキー8年 700ml | 4,488円(2026年10月改定後) | 3,290円 |
| フォアローゼズ 700ml | オープン価格(※3) | 1,890円 |
※販売掲載価格は一部の酒販店・ECサイトの掲載例をもとにした価格例です。並行輸入品(※4)を含む場合があり、時期によって変動します。
以下では、それぞれの銘柄の特徴や価格について詳しく確認していきましょう。
※3【オープン価格】メーカーが希望小売価格を決めず、販売店が自由に価格を設定する販売方式。
※4【並行輸入品】正規の輸入販売元を通さず、別のルートで輸入された商品。品質に大きな違いはないとされるが、価格や保証の扱いが異なる場合がある。
ジムビーム
ジムビームは、ケンタッキー州で200年以上の歴史を持ち、世界で最も売れているとされるバーボンです。日本ではサントリーが販売しており、スーパーやコンビニでも比較的手に入りやすい定番銘柄として知られています。
| 商品 | メーカー希望小売価格(税込) | 販売掲載価格の例(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| ジムビーム 700ml | 1,859円 | 1,390円 |
| ジムビームブラック 700ml | 3,388円 | 2,950円 |
| ジムビームデビルズカット 700ml | 2,420円 | 2,120円 |
| ジムビームダブルオーク 700ml | 3,388円 | 2,880円(並行輸入品) |
サントリーでは、ジムビーム700mlの希望小売価格を税込1,859円、ブラックとダブルオークをそれぞれ税込3,388円、デビルズカットを税込2,420円としています。
一方で、酒販店ではメーカー希望小売価格を下回る金額で販売されている商品もあります。たとえば、ジムビーム700mlは1,390円前後、上位品のジムビームブラックは2,950円前後で掲載されています。
ジムビームは販売店どうしの価格競争が激しく、メーカー希望小売価格と実際の販売掲載価格に幅が出やすい銘柄です。そのため購入する際には、容量や正規品・並行品の違いも含めて複数の販売店を比較するとよいでしょう。
ブッカーズ
ブッカーズは、ジムビームのマスターディスティラーを務めたブッカー・ノー氏が1987年に生み出したバーボンです。製造工程で割水をせず樽から直接瓶詰めするのが特徴で、日本で販売されたブッカーズ2025はアルコール度数63%の数量限定商品でした。
| 商品 | メーカー希望小売価格(税込) | 販売掲載価格の例(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| ブッカーズ2025 750ml | 11,000円 | 20,800円 |
| ブッカーズ2024 750ml | 11,000円 | 19,800円 |
| ブッカーズ2023 750ml | 11,000円 | 22,000円 |
日本でのメーカー希望小売価格は2022年版まで税込7,700円でしたが、2023年版から税込11,000円へと大きく引き上げられました。背景には、穀物原料をはじめとする原材料費や資材費、輸送費の世界的な上昇が挙げられています。
販売掲載価格は年版によって異なり、2023年版で22,000円前後、2020年版では26,000円前後で掲載されることもあります。このように、ブッカーズは年版ごとの流通量や需要によって販売価格が大きく異なる点を押さえておきましょう。
ブラントン
ブラントンは、1つの樽から選んだ原酒のみを瓶詰めするシングルバレルバーボンの先駆けとして知られる銘柄です。競走馬と騎手をかたどったキャップも特徴的で、日本では宝酒造が輸入販売しています。
| 商品 | メーカー希望小売価格(税込) | 販売掲載価格の例(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| ブラントンブラック 750ml | 9,900円 | 7,780円 |
| ブラントン 750ml | 19,800円 | 13,950円 |
| ブラントンゴールド 750ml | 29,700円 | 24,900円 |
| ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレル 750ml | 36,300円 | 28,700円(700ml・並行輸入品) |
宝酒造の公表情報では、ブラントンは税込19,800円、ゴールドは税込29,700円、ストレート・フロム・ザ・バレルは税込36,300円です。ブラントンブラックについても公式商品情報で税込9,900円のメーカー希望小売価格が設定されています。
一方、酒販店ではブラック750mlが7,780円、通常のブラントン750mlが13,950円、ゴールド750mlが24,900円で掲載されています。ストレート・フロム・ザ・バレルについては700mlの並行輸入品が28,700円で販売されている例が確認できます。
関連記事:ブラントンウイスキーは定価で買える?種類別の市場価格や購入方法を紹介
ワイルドターキー
ワイルドターキーは、ケンタッキー州ローレンスバーグで造られており、高めのアルコール度数と力強い味わいが特徴のバーボンです。
| 商品 | メーカー希望小売価格(税込) | 販売掲載価格の例(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| スタンダード 700ml | 2,981円 | 2,180円 |
| 8年 700ml | 4,488円 | 3,290円 |
| 13年 700ml(終売品) | ─ | 22,490円 |
スタンダードや8年は、メーカー希望小売価格を下回る価格で掲載されている例が多く見られますが、終売品の13年は2万円台で掲載されるなど、流通量の少ない商品ほど価格が高くなる傾向があります。
関連記事:ワイルドターキーウイスキーの定価まとめ|主要シリーズの特徴や買取相場
フォアローゼズ
フォアローゼズは、4輪のバラをあしらったブランドデザインで知られるバーボンです。日本ではキリンが販売しており、定番品はメーカー希望小売価格を設けないオープン価格とされています。
| 商品 | メーカー希望小売価格(税込) | 販売掲載価格の例(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| フォアローゼズ 700ml | オープン価格 | 1,890円 |
| フォアローゼズブラック 700ml | オープン価格 | 4,350円 |
| フォアローゼズシングルバレル 750ml | オープン価格 | 7,180円 |
| フォアローゼズプラチナ 750ml | オープン価格 | 9,450円 |
酒販店での掲載例を見ると、フォアローゼズ700mlは1,890円、ブラック700mlは4,350円、シングルバレル750mlの正規品は7,180円、プラチナ750mlは9,450円です。なお、シングルバレルには5,280円の700ml並行輸入品もあり、流通経路による価格差が見られます。
バーボンを通販で購入するなら、温度管理や販売元の信頼性を確認
値上げが続くなかで、バーボンを少しでも安く購入しようと通販を利用する方も多いでしょう。ただし、限定品や終売品のバーボンは二次流通(※5)で取引されることが多いため、価格だけではなく販売元や商品の状態も確認して選ぶことが重要です。
その点、MY CELLAR(マイセラー)は東証プライム上場グループのJOYLAB(ジョイラボ)が運営する販売サイトで、15℃〜17℃の定温倉庫および専用セラーで商品を管理しています。ボトルの保存状態まで重視して選びたい方は、MY CELLARのバーボン商品一覧から探してみるのも1つの方法です。
※5【二次流通】メーカーや正規の販売ルートから購入された商品が、再び販売・取引される市場のこと。
バーボンの今後の価格動向
「バーボンはこれからも値上げされるのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。2026年10月時点で、今後の値上げを断定することはできませんが、過去の価格改定状況と価格に影響する要素から、判断材料を整理しておきましょう。
値上げの時期や対象商品に一定の決まりはない
これまでの価格改定を見る限り、バーボンの値上げ時期や対象商品に一定の決まりはありません。
同じ輸入販売元でも、銘柄ごとに改定の時期は異なるため「次はいつ値上げされるか」を事前に予想するのは難しいと言えます。改定は実施前に公式リリースなどで告知されることが多いため、気になる銘柄は輸入販売元の最新情報を確認しておくと安心です。
また、1つのブランドですべての商品が同時に値上げされるとは限りません。2026年10月のワイルドターキーの値上げのように、一部の商品だけが対象となり、ほかの商品は据え置かれる場合もあります。
輸入・物流コストの動向が判断材料になる
今後の価格変動を考えるうえで判断材料になるのが、輸入・物流コストの動向です。
宝酒造がエンシェント・エイジの価格改定で示したように、アメリカ現地の製造コストが上がれば、輸入価格の上昇につながります。また、円安の進行や燃料費の上昇が続く場合も、価格が見直される可能性は考えられるでしょう。
さらに、アメリカのウイスキーは輸入品である以上、国際的な通商政策の影響を受けることもあります。
このように、為替や物流費の動きは、バーボンの価格を考えるうえでの手がかりになります。ただし、コストが上がったからといって必ずバーボンが値上げされるわけではないため、あくまで判断材料の1つとして捉えておきましょう。
ワイルドターキーでは「値下げ」の価格改定が行われた例もある
近年はウイスキーの値上げが目立つため、「価格改定=値上げ」という印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、メーカーの販売戦略によっては価格が引き下げられるケースもあります。
実際、CAMPARI JAPANは2025年3月3日出荷分から「ワイルドターキー バーボンハイボール 8% 350ml」の価格を改定しました。このときは値上げではなく、より多くの人にワイルドターキーのブランドを試してもらうことなどを目的に、購入しやすい価格へ変更しています。
もちろん、缶入りハイボールとボトルのバーボンでは商品特性が異なるため、今後ボトルも値下げされると判断することはできません。ただし、この事例を見ると、酒類の価格は原材料費や物流費だけで機械的に決まるものではなく、ブランドの販売戦略によって見直される場合もあることが分かります。
今後のバーボン価格を考える際も「コストが上がっているから値上げが続く」と一方向に捉えるのではなく、メーカーの販売戦略や商品ごとの位置付けまで含めて見ていくと、価格動向をより立体的に捉えられるでしょう。
出典:CAMPARI JAPAN「【ワイルドターキー バーボンハイボール 8% 350ml】お買い求めしやすい新価格での提供を開始」
バーボンの値上げと買取価値の関係
ここまでご紹介したように、一部のバーボンのメーカー希望小売価格は上昇傾向にあります。ただし、販売価格が上がったからといって、買取価格も同じように高くなるとは限りません。ここでは、どのような商品で買取価格に差が出やすいのか、参考買取価格を見る際のポイントを紹介します。
終売品、限定品、旧ボトルなどは買取価値がつきやすい
買取査定では、商品の流通量や需要によって評価に差が生まれる場合があります。たとえば、生産を終了した商品や数量限定品、現在とはラベル・仕様が異なる旧ボトルなどは、現行の定番商品とは異なる価格で評価されることがあります。
一方で、現在も広く流通している定番品は、メーカー希望小売価格が上がっても買取価格が大きく変わらないことが多いでしょう。そのため、値上げされたかどうかより、流通量が少ないかどうかが買取価値を左右すると考えておくとよいでしょう。
現在の買取価値が売却判断の材料になる
お手元に飲む予定のないバーボンがある場合は、まず現在の買取価値を確認しておくことで、今後の保存について考えやすくなります。買取価格は需要や流通状況などによって変化するため、同じ商品でも査定する時期によって金額が異なる場合があります。
特に、未開栓で化粧箱や付属品がそろっているボトルは、評価されやすい傾向があります。そのため、保存状態の良いボトルがあれば、未開栓のうちに価値を確認しておくのも1つの方法です。
バーボンの値上げは今後も続く可能性あり。気になるボトルはJOYLAB(ジョイラボ)で今のうちにチェック
バーボンは、2026年10月のワイルドターキー、2026年2月のエンシェント・エイジなど、一部の銘柄で値上げが実施されています。公式発表では現地の製造コストや調達費、国内外の物流費、為替変動などが理由として挙げられており、今後も各種コストの変動状況によって価格が見直される可能性はあります。
購入を検討されている方は、メーカー希望小売価格と販売掲載価格の違いを押さえたうえで、販売元や商品の保存環境も確認するとよいでしょう。価格改定の情報だけを見て急いで買いだめするのではなく、飲む量や予算に合わせて購入時期を考えることが大切です。
一方で、飲む予定のないバーボンがお手元にある場合は、未開栓であればJOYLAB(ジョイラボ)の無料査定で現在の価値を確認してみてはいかがでしょうか。電話・LINE・オンラインなど複数の方法から無料査定を依頼できます。
また、JOYLAB(ジョイラボ)では査定料だけでなく、出張費や宅配キット、送料、キャンセル料、宅配買取をキャンセルした際の返送料、振込手数料なども原則としてご利用者様の負担は0円です。査定だけのご利用も可能で、査定額に納得できなければキャンセルできるため、売却を決める前の情報収集としても、お気軽にご利用ください。

