芋焼酎の高級銘柄

主に鹿児島県、宮城県で作られるさつまいもを主原料とした焼酎。芋焼酎の味は一言で言うと芳醇な甘みのある香りが特徴です。糖度が高い野菜である、さつまいもを使用しているので、甘い香りが強く残ります。主に香りを楽しむ目的で飲むことが多いお酒です。その高級芋焼酎を価格帯別にご紹介します。 ※価格はオークションの落札価格を参考にしています。

5,000～10,000円

甕雫

宮崎県日南市油津に蔵を構え、創業180年以上の歴史を持つ京屋酒造が手掛ける本格派の芋焼酎。無農薬・有機肥料で栽培された地元産の宮崎紅寿芋を主原料とし、フルーティーな香りと味わいが特徴。まろやかさのなかにコクとうま味のある味わいで、どんな料理にも相性が良いです。

魔王

「3M」の一つにして、全国の焼酎ファンから圧倒的な支持を受ける芋焼酎。芋焼酎独特の臭みががなくフルーティーで華やかな香りを感じられます。味わいは穏やか。口に含むと感じるほのかな甘みは、ロックスタイルで飲むとより一層引き立ち、アルコールの嫌な抵抗を感じられないので幅広い層に人気の焼酎です。

村尾

「魔王」「森伊蔵」と並び焼酎の「3M」と呼ばれています。伝統的なかめ壺仕込みで生産量を制限しこだわりの造りを徹底しています。そのため、柔らかな飲み口と甘さの中にスッキリとした芋の味をも感じさせます。非常にバランスが良く飲みやすいですが口に含んだ瞬間感じることができる、芋の強烈な風味が特徴です。

赤兎馬極味の雫

厳選された良質のさつまいも「黄金千貫」を原料にした、鹿児島の芋焼酎。極味の雫は赤兎馬の原酒をじっくり熟成させることによってクリアでフルーティな味わいとなっております。アルコール度数は35度と高めながら、香りがやさしくさっぱりとした仕上がりで、限定5000本と希少な1本です。極味の雫の名にふさわしい赤兎馬ブランドの最高峰です。

佐藤

鹿児島県霧島市にある創業110年を超える老舗佐藤酒造で造られる焼酎。黒麹仕込みで、薩摩芋の黄金千貫を使用して造られています。黒麹らしい、どっしりとしたボディと味の膨らみが、力強く広がります。芋焼酎本来の芳醇な香りと重厚な味わい、力強くてキレのある飲み口が特徴です。その一方で繊細でなめらかな舌ざわりを持つ、通に好まれる本格焼酎として知られます。

玉金霧島

1998年に仕込まれた、ジョイホワイト製の長期貯蔵酒を原酒として使用し、霧島酒造が95周年を機に造り上げた逸品です。柑橘系の爽やかな香りと、口に含むとほのかなバニラの香りとなめらかなとろみを感じられます。ツバメの巣や冬虫夏草も相まって落ち着いた余韻をもたらしてくれます。

八幡　ろかせず

高良酒造が造る甕仕込のプレミアム芋焼酎。その名のとおりろ過を最小限におさえ、芋の風味を余すところ無く含み深みのある味わいに仕上がっております。アルコール度数35度と高く、芳香な香りと口に含むと深みのある味わいの中に甘味が広がり、芋焼酎本来のふくよかな味わいを楽しめます。昔ながらの味わいを求める方におすすめの1本です。

萬膳

鹿児島県霧島山中の万膳酒造で造られる芋焼酎。創業は大正11年ですが、3代目が他界したあと、一時焼酎造りを休業。平成11年に再度復活した酒蔵です。昔ながらの製法にこだわっており、木樽蒸溜で造られています。そうしてできるお酒は芋くささは少ないものの、ほどよく芋の旨味が感じられるという、絶妙なバランスをもつ逸品。口に含むと、黒麹ならではの深いコクと甘味に加えて、木樽蒸溜特有のほのかな木の香りがたのしめます。

川越

宮崎県にある江戸時代末期から続く由緒正しい酒造所、川越酒造場がつくる芋焼酎。機械に頼らない焼酎造りをかかげ、視覚や嗅覚、触覚といった五感を研ぎすまし、原料の個性を活かした焼酎造りを行っています。若い女性でも飲みやすいをコンセプトに芋焼酎に特有のクセを抑え、まろやかな味わいに仕上げています。米焼酎をブレンド口当たりは非常にマイルド、きれいな味わいと柔らかく上品な甘さが広がります。

10,000～30,000円

森伊蔵

3Mの一つで、創業130年の老舗蔵元、森伊蔵酒造によって代々受け継がれてきた技と製法を頑なに守って造られています。創業当初から和かめで一次と二次に分けて発酵させる、当時では珍しいかめ壺仕込みにこだわっており、従来の芋焼酎特有の匂いを極力抑えた、マイルドでフルーティーな味わいが特徴。圧倒的知名度と人気を誇る芋焼酎ですが、生産量が少ないため入手困難な幻の焼酎となっております。

森伊蔵極上の一滴

レギュラー品と同様、昔ながらのかめ壷で仕込まれた焼酎。焼酎ではめずらしい36ヶ月もの長期熟成を経て仕上げているのが特徴。喉越しは想像の域を超え、芳醇で甘い香りやまろやかな味わいが口いっぱいに広がります。味、品質、価値ともに高い最高峰の焼酎です。

亜士亜

慶応元年創業で150年以上の歴史を持つ千代むすび酒造で造られた焼酎。香りは樫樽由来のスモーク香とバニラ香を感じられ、口当たりはサラッとしている、嫌味や雑味や口中に纏わりつく感じも無く爽やか。口に含むと穏やかな甘味が少しづつ広がり、スモーク香が感じられる。限定200本しか製造されていない希少な焼酎です。