アンリ・ジロー(Henri Giraud)
イギリスやモナコなど、ヨーロッパ上流階級で愛飲されていた「幻のシャンパーニュ」。
良質のブドウと伝統製法から生み出される洗練を感じさせる味わいは、長くヨーロッパ社交界の華やかな宴を彩ってきました。
アンリ・ジローの特徴は、なんといっても良質のピノ・ノワールを産出するアイ村産のブドウへのこだわりにあります。
芳醇にしてエレガント、フィネスを感じる高貴な味わい。
10世紀以前から、石灰質の土地であるシャンパーニュ地方は、
シャルドネやピノ・ノワールなど良質なブドウを生み出す地として知られていました。
中でもアイ村産のピノ・ノワールは特に評価が高く、
17世紀にシャンパーニュ造りが始まった頃には、多くのメゾンがアイ村産のピノ・ノワールを欲しがったといいます。
アンリ・ジローは、アイ村に約8ヘクタールの自社畑を有しており、それらはすべてグラン・クリュに認定されています。
アイ村産のピノ・ノワールの魅力を存分に生かしているのが、今も頑なに守り続ける伝統的な製法と革新的な技術。
繊細にして芳醇、エレガントな飲み心地のアンリ・ジローは、創業以来380年の時を経て、新たな歴史のページを記しているのです。