「ラフロイグの値段が、数年前に買ったときより上がっている気がする」「値上げのニュースを見たけれど、手元のボトルの価値は変わったのだろうか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
ラフロイグは、スコットランドのアイラ島で1815年に創業した蒸溜所のシングルモルト(※1)ウイスキーです。日本ではサントリーが輸入・販売を手がけており、近年は輸入ウイスキー全体の価格改定にあわせて、メーカー希望小売価格も値上げされています。
本記事では、ラフロイグの値上げの時期と改定幅、サントリーが公式に説明している値上げ理由、そして値上げの背景として考えられる市場要因を解説します。また、ラフロイグの銘柄別のメーカー希望小売価格・販売掲載価格・参考買取価格の違いや、購入先の選び方もあわせてご紹介。ラフロイグを今買い足すか、お手元のボトルをどうするか考えるための判断材料として、ぜひご覧ください。
※1【シングルモルト】大麦麦芽(モルト)だけを原料とし、1つの蒸溜所のみで造られたウイスキー。
ラフロイグの値上げまとめ|価格改定を時系列で整理
まずは、ラフロイグのメーカー希望小売価格がいつ、どの程度値上げしたのかを確認しておきましょう。2026年10月時点のサントリー公式サイトで確認できるラフロイグの明確な値上げは、2023年3月に実施されたものです。
| 改定時期 | ラフロイグ10年(700ml・メーカー希望小売価格) | ラフロイグ セレクト(700ml・メーカー希望小売価格) |
|---|---|---|
| 2023年3月改定前 | 税抜5,600円 | 税抜4,000円 |
| 2023年3月1日出荷分から | 税抜6,440円 | 税抜4,600円 |
※本記事でのメーカー希望小売価格はいずれも、サントリーによる希望小売価格をさします。
出典:サントリー「輸入酒(ウイスキー・リキュール・スピリッツ・焼酎等)の価格改定について」
2023年3月の価格改定でラフロイグが対象に
サントリーは、2022年12月6日のニュースリリースで、ウイスキー・リキュール・スピリッツ・焼酎等の輸入酒の価格改定を発表しました。この価格改定はラフロイグも対象となり、改定後の価格の適用は2023年3月1日出荷分からでした。
この改定により、ラフロイグ10年(700ml)は税抜5,600円から6,440円へ、ラフロイグ セレクト(700ml)は税抜4,000円から4,600円へ、それぞれ約15%値上げしました。
なお、2026年10月時点のサントリー公式サイトでは、ラフロイグ10年(750ml)が税抜7,410円、ラフロイグ セレクト(700ml)が税抜5,290円で紹介されています。2023年の700ml製品と、現在掲載されている750ml製品では容量が異なるため、2023年と2026年10月時点の価格の単純比較には、注意が必要です。
出典:サントリー「輸入酒(ウイスキー・リキュール・スピリッツ・焼酎等)の価格改定について」
2026年4月改定の主な対象ブランドにラフロイグの記載なし
サントリーは2025年11月4日のニュースリリースで、2026年4月1日出荷分からウイスキー・焼酎・輸入ワイン等の一部商品の価格改定を実施すると発表しました。ウイスキーのうち、改定対象としてブランド名が挙がっているのは、山崎・白州・響のみで、輸入ウイスキーを広く対象とした2023年の価格改定とは性質が異なります。
ただし、ニュースリリースに記載されたのは「主な価格改定実施ブランド」です。そのため、ラフロイグが2026年4月の価格改定対象外だったと断定できるものではありません。ラフロイグの直近の値上げ率やメーカー希望小売価格を押さえるには、サントリーのニュースリリースやラフロイグの紹介ページを参照するのが確実です。
出典:サントリー「ウイスキー・焼酎・輸入ワイン 一部商品の価格改定について」
ラフロイグが値上げした理由|公式発表と市場要因
ラフロイグの値上げについて、公式が示す理由はコスト上昇に関するものです。一方、一般的な市場背景として、為替、需要の変化、熟成年数という商品特性も考えられます。ラフロイグの値上げの理由を、公式と非公式で混同しないよう、順番に整理しましょう。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 公式理由 | 原材料・資材・輸送費の上昇、FOB価格(※2)の上昇 |
| 市場背景 ① | 円安の輸入コストへの影響 |
| 市場背景 ② | シングルモルト市場の需要の変化 |
| 市場背景 ③ | 短期間で供給を増やしにくいこと |
※2【FOB価格】「Free On Board(本船渡し)」の略。現地の製品価格に、積出港で船に積み込むまでの費用を含めた価格のこと。
サントリーが公式に説明する値上げ理由
サントリーは、2023年3月の価格改定の理由として、コスト上昇を挙げています。サントリー自らが説明しているため、ラフロイグの値上げの理由として、最も確かな根拠といえるでしょう。なお、輸入酒全体に対する説明であり、ラフロイグだけを対象とした個別の説明でない点には、注意が必要です。
原材料・資材・輸送費・FOB価格の上昇
サントリーによると、2023年3月の価格改定の理由は、原材料や資材、輸送費、およびFOB価格の世界的な上昇によるものです。「これらによるコストアップの影響を企業努力だけで吸収することは極めて難しい」こと、そして「高品質な商品を安定的に提供していくため」の価格改定であることも、説明されています。
ラフロイグは、スコットランドで蒸溜・熟成・瓶詰めされ、海を越えて日本に届けられるウイスキーです。現地の製造コストに加え、日本までの輸送コストも上昇したことが、ラフロイグの値上げに大きく影響していると考えられます。
出典:サントリー「輸入酒(ウイスキー・リキュール・スピリッツ・焼酎等)の価格改定について」
値上げの背景として考えられる市場要因
ここからは、ラフロイグの値上げに影響していると考えられる、一般的な市場背景について見てみましょう。いずれもラフロイグの値上げの理由として断定できるものではありませんが、輸入ウイスキーの価格変動を考えるうえで、知っておきたい要素です。
円安による輸入コストへの影響
ラフロイグのような輸入ウイスキーは、海外の通貨を基準にして取引されるため、為替レートの影響を受けやすいという特徴があります。2022年以降は円安(※3)が進んだ時期があり、同じ価格のウイスキーを仕入れるにも、円に換算した支払額が増えやすい状況でした。
円安は、ラフロイグのような輸入品の仕入れ価格に直接響きやすい要因です。そのため、サントリーの公式発表で挙げられた輸送費やFOB価格の上昇に加えて、為替の動きも輸入コストを押し上げる一因として考えられます。
※3【円安】外国通貨に対して、日本円の価値が相対的に低くなること。輸入品の支払いにおいて、より多くの日本円が必要になる。
シングルモルト市場における需要の変化
スコッチウイスキー協会(※4)の発表によると、2023年のシングルモルトウイスキーの輸出額は、前年比2%増の約20.2億ポンドとなり、初めて20億ポンドを超えました。
シングルモルトの輸出額が伸び、ラフロイグのような個性の強いアイラモルト(※5)もまた、この需要の流れのなかにある銘柄と考えられます。
ただし、同じ統計では日本向けの輸出額は約1.7億ポンドで前年比3%減となっています。国内需要だけで輸入ウイスキーの価格が決まるわけではないことも、押さえておきたいポイントです。
※4【スコッチウイスキー協会】スコッチウイスキー業界の団体(Scotch Whisky Association)。輸出統計の公表や、スコッチウイスキーの保護・振興を行っている。
※5【アイラモルト】スコットランド西部のアイラ島で造られるシングルモルトウイスキーの総称。ピート(泥炭)由来のスモーキーな香りや、海を思わせる磯のような風味が特徴。
出典:Scotch Whisky Association「Scotch Whisky Exports 2023」(英語)
ラフロイグ10年の熟成に要する期間
ラフロイグ公式サイトでは、ラフロイグ10年はバーボン樽で10年間熟成させたウイスキーと紹介されています。焦がしたオーク樽に由来するなめらかさと、ラフロイグの個性的な風味は、長い熟成期間によって生まれるものです。つまり、今日瓶詰めされるラフロイグ10年のボトルの原酒(※6)は、10年以上前に蒸溜されたものということになります。
そのため、ラフロイグの需要が増えたからといって、すぐに出荷量を増やせるわけではありません。ラフロイグ10年など、熟成年数を表記したウイスキーは、短期間で供給を増やしにくいため、需要と供給のバランスが価格に影響することがあります。
※6【原酒】ウイスキーの原液のこと。加水などをせず、樽から出されたままの状態をさす。
値上げしても選ばれるラフロイグの魅力とは
ラフロイグの値上げを知って、「値上げしても買うべきか」「高くても買う価値があるか」と迷っている方もいらっしゃるでしょう。ラフロイグは、価格だけで測ることのできない独特の価値を持つウイスキーです。ここでは、蒸溜所の歴史や製法、味わいなどの観点から、ラフロイグが持つ価値や魅力について解説します。
ラフロイグの歴史
ラフロイグ蒸溜所のはじまりは、1815年までさかのぼります。スコットランド西海岸沖、アイラ島の南部、ラフロイグに定住していたジョンストン兄弟は、牛の牧畜とならんで、飼料の大麦栽培もおこなっていました。その際に余った大麦でウイスキー造りを始め、ラフロイグ蒸溜所を設立したのです。
ゲール語で「広い入り江の美しい窪地」を意味するラフロイグ。その意味のとおり、蒸溜所の前に広がる美しい海の運ぶ潮風は、ラフロイグのウイスキーの個性とつながりがあります。
英国王室御用達のシングルモルトウイスキー
ラフロイグは、「アイラモルトの王」とも呼ばれているシングルモルトウイスキーです。
薬品や消毒液を想像させる香り、塩気を感じる後味など、ラフロイグのきわめて強い個性が、今日まで世界中の熱狂的なファンを魅了しています。
また、英国のシングルモルトウイスキーで、はじめて王室御用達許可証を下賜されたことも、ラフロイグがアイラモルトの王と呼ばれるにふさわしい経歴でしょう。1994年、皇太子時代のチャールズ国王から王室御用達と認められ、唯一無二の味わいが評価されています。
伝統的な製法が生む個性的な味わい
ラフロイグの味わいは「You either love it or hate it.(大好きになるか嫌いになるかのどちらか)」といわれるほど、好みの分かれる個性的なものです。
他では真似できないラフロイグの味わいを造り出すのは、ラフロイグ蒸溜所周辺で採れるピート(泥炭)や海風、そしてフロアモルティング(※7)という伝統的な製法です。生産量に対して重労働な製法であるフロアモルティングは、現代の蒸溜所ではあまり用いられていません。ラフロイグも現在では、自社のフロアモルティングによる麦芽の使用は15%のみです。しかし、この15%が、ラフロイグの個性を出すための重要な要素といえるでしょう。
※7【フロアモルティング】大麦を発芽させる工程(モルティング)を床でおこなうこと。仕込み水を含んだ大麦を床一面に広げ、空気に触れさせて発芽を促す。均一に発芽するよう、数日かけて職人がシャベルで大麦をかき混ぜる。
【銘柄別】ラフロイグの現在の販売掲載価格・参考買取価格
ここでは、ラフロイグの主な銘柄について、メーカー希望小売価格・現在の販売掲載価格・参考買取価格をご紹介します。メーカー希望小売価格が値上げしたとしても、必ずしも販売掲載価格や参考買取価格が同じように動くとは限りません。
3種類の価格の区別を知っておくと、次のラフロイグの購入や、お手元のラフロイグの売却のタイミングを検討するときの目安を理解しやすくなります。
関連ページ:ラフロイグ 買取実績
ラフロイグ10年
ラフロイグ10年は、ブランドを代表する定番ボトルで、ピート由来のスモーキーな香りと、海藻を思わせる塩気、ほのかな甘さが特徴です。2026年10月時点のメーカー希望小売価格は税抜7,410円となっています。
| 価格の種類 | 金額の目安 |
|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 税抜7,410円 |
| 販売掲載価格 | 6,000〜7,000円前後(2026年10月時点) |
| 参考買取価格 | 3,000円前後(2026年8月時点の買取実績) |
JOYLAB(ジョイラボ)では、2026年8月時点で、ラフロイグ10年を3,000円で買い取った実績があります。ラフロイグ10年は流通量が多い定番品のため、値上げ後も参考買取価格は大きく上がっていないという特徴があります。メーカー希望小売価格の上昇と比べると、参考買取価格の動きはゆるやかです。
販売掲載価格がメーカー希望小売価格を下回っていることも、ラフロイグ10年の価格の特徴といえます。この理由については、後半の「希望小売価格と販売掲載価格が異なる3つの理由」をご覧ください。
ラフロイグ セレクト
ラフロイグ セレクトは、複数の樽で熟成させた数種類の原酒を組み合わせた、ラフロイグのなかでもとりわけ手に取りやすいボトルです。熟成年数を表記しないノンエイジのボトルであり、内容量も50ml少ないため、ラフロイグ10年よりもメーカー希望小売価格が2,000円ほど低く設定されています。ラフロイグらしいスモーキーさを感じながらも、やわらかい口当たりが楽しめるといわれています。
| 価格の種類 | 金額の目安 |
|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 税抜5,290円 |
| 販売掲載価格 | 4,500〜4,900円前後(2026年10月時点) |
| 参考買取価格 | 状態・付属品により個別査定 |
ラフロイグ セレクトも10年と同じく、2023年3月に約15%値上げしました。価格を抑えてラフロイグの個性を知ることができるボトルといえるでしょう。なお、350mlサイズも用意されており、少量で味わいを確かめたい方も試しやすいです。
クォーターカスク
クォーターカスクは、バーボン樽で熟成させたラフロイグの原酒を、小さなクォーターカスク(※8)に移してさらに熟成させた商品です。ラフロイグ独自のスモーキーさに加えて、バーボン樽由来の甘い香りと力強い味わいが楽しめます。日本では2020年6月2日に、700ml・アルコール度数48%で数量限定発売されました。
| 価格の種類 | 金額の目安 |
|---|---|
| 販売当時のメーカー希望小売価格 | 税抜4,000円(2020年限定発売時) |
| 現在の販売掲載価格 | 6,000〜8,000円台 |
| 参考買取価格 | 状態・付属品により個別査定 |
※税抜4,000円は2020年の限定発売時のメーカー希望小売価格です。現在、国内正規品は完売しています。
クォーターカスクは、限定発売時の希望小売価格を上回る販売掲載価格で取引されるケースがある銘柄です。ただし、流通しているボトルには並行輸入品(※9)も含まれるため、仕様の違いにも注意しましょう。国内正規品か海外仕様のボトルかは、裏ラベルの輸入者表示などで判別できます。
※8【クォーターカスク】一般的な樽の約4分の1ほどの容量の小さな樽。原酒と木材の接触面積が大きく、樽由来の風味がつきやすい。
※9【並行輸入品】国内正規代理店を通さずに、個人や業者によって別ルートで輸入された商品。保証や仕様が正規輸入品と異なる場合がある。
出典:サントリー「ラフロイグ クォーターカスク」数量限定新発売
カスクストレングス
ラフロイグ10年 カスクストレングスは、加水をせずに樽出しのアルコール度数のまま瓶詰めした商品です。バッチ(※10)ごとに度数が異なり、ラフロイグ公式サイトによると、バッチ16はアルコール度数58.5%で、とくに力強い仕上がりとされています。
| 価格の種類 | 金額の目安 |
|---|---|
| 販売当時のメーカー希望小売価格 | バッチにより異なる |
| 現在の販売掲載価格 | 15,000〜26,000円前後(バッチによる) |
| 参考買取価格 | バッチ・状態・付属品により個別査定 |
カスクストレングスの大きな特徴は、同じ10年でもバッチによって販売掲載価格に大きな差がある点です。古いバッチほど市場に残る本数が少なくなるため、販売掲載価格が高めに設定される傾向があります。お手元のボトルのバッチ番号や度数は、ラベルで確認しておくとよいでしょう。
※10【バッチ】同時期に瓶詰めされた生産単位のこと。カスクストレングスでは、バッチごとに度数や味わいが異なる。
出典:Laphroaig「10 Year Old Cask Strength Batch 16」(英語)
JOYLAB(ジョイラボ)で、お手持ちのラフロイグの価値を無料査定いたします
ここまで見てきたとおり、ラフロイグはメーカー希望小売価格が値上げしても、参考買取価格も同じように上がるとは限りません。とくに、限定品やカスクストレングスは、バッチや保存状態によって査定額に幅が出やすい銘柄です。ラフロイグ定番の10年であっても、化粧箱の有無や液面の状態によって、査定額が変わることがあります。
JOYLAB(ジョイラボ)では、ウイスキーに詳しい専門スタッフが、お手持ちのラフロイグの現在の買取価値を無料で査定いたします。お手元のラフロイグの価値を知っておくと、飲むか・持っておくか・売るかを判断しやすくなります。
「自宅のラフロイグがいくらになるのか知りたい」という方は、お電話でもお気軽に専門スタッフへご相談ください。査定額を聞いたうえで、売却するかどうかをあらためて検討していただいて問題ありません。
ラフロイグの希望小売価格と販売掲載価格が異なる3つの理由
ラフロイグには、販売掲載価格が希望小売価格より安い銘柄もあれば、クォーターカスクのように希望小売価格を上回って掲載されている銘柄もあります。ここでは、同じラフロイグでも希望小売価格と販売掲載価格に差が生じる理由を、3つに分けて解説します。
理由① 希望小売価格は販売店の販売価格を拘束しないから
メーカー希望小売価格とは、メーカーが提示する販売価格の目安です。公正取引委員会は、事業者が流通業者の販売価格を拘束することは、原則として独占禁止法上の問題になるとしています。そのため、販売店は必ずしも、メーカー希望小売価格で販売しなければならないわけではありません。
一般的に、販売店はメーカー希望小売価格を参考にしつつ、仕入れ条件や在庫状況に応じて価格を設定しています。メーカー希望小売価格より安い価格で掲載されていても、それ自体は珍しいことではないのです。
出典:公正取引委員会「家電メーカーによる小売業者への販売価格の指示」
理由② 正規輸入品と並行輸入品で容量・度数が異なる場合があるから
ラフロイグには、サントリーが輸入・販売する正規輸入品のほかに、並行輸入品も流通しています。並行輸入品は輸入ルートや仕入れ時期の違いから、正規輸入品とは異なる価格で販売されることがあります。
また、並行輸入品には、海外向けの仕様として、750mlや1Lといった容量のボトルや、アルコール度数が国内正規品と異なる場合もあります。ラフロイグの価格を比べるときは、ボトルの容量と度数もあわせて確認しましょう。
理由③ 限定品は在庫状況や商品状態で販売掲載価格が変わるから
クォーターカスクのように国内での正規販売が終了した銘柄や、カスクストレングスのようにバッチごとに流通する銘柄は、在庫量によって販売掲載価格が変わる傾向があります。新たな入荷がない銘柄ほど、残っている在庫の価格は上がりやすく、まとまった在庫が市場に出回った時期には、一時的に価格が落ち着きやすいです。
限定品の価格は、希望小売価格よりも、在庫と商品状態で変わる可能性があります。購入時でも売却時でも、希望小売価格だけを基準にせず、直近の販売掲載価格や参考買取価格をあわせて確認することが大切です。
関連記事:ラフロイグの定価一覧!10年から希少ボトルまで価格・特徴を解説
値上げ後のラフロイグはどこで購入できる?
値上げしたラフロイグを購入するには、銘柄によって探すべき場所が異なります。ここでは、現行品と、限定品・現行ラインナップ外の商品に分けて、ラフロイグの主な購入先をご紹介します。
ラフロイグ10年・セレクト|酒販店やECサイト
現行品であるラフロイグ10年とラフロイグ セレクトは、全国の酒販店やECサイトなどで比較的見つけやすく、入手しやすい銘柄です。飲みきりやすい350mlのラフロイグ セレクトであれば、コンビニエンスストアや量販店で見かける機会もあるでしょう。
ラフロイグ10年やラフロイグ セレクトは、販売店ごとに販売掲載価格が異なるため、複数の店舗で価格を比べてから選ぶのがおすすめです。正規輸入品と並行輸入品で容量や度数が違う場合もあるため、商品説明もあわせて確認しましょう。
限定品・現行ラインナップ外の商品|二次流通サイトも選択肢
クォーターカスクのように国内での正規販売が終了した銘柄や、過去のバッチのカスクストレングスは、一般的な酒販店では見つけにくいです。こうしたラフロイグの限定品や現行ラインナップ外の商品を探す場合は、二次流通の販売サイトやオークションサイト、フリマサイトも選択肢になります。
ただし、フリマサイトなどの個人間取引では、正確な保存状態が見えにくく、液面の低下やラベルの傷みなどが分からないまま購入してしまうこともあります。ラフロイグは、限定品ほど、商品の状態や出品者の情報まで確認することが大切です。購入前に不明点を問い合わせられると、より安心して取引できるでしょう。
二次流通のラフロイグは保存・検品体制を確認して購入
二次流通でラフロイグを購入する場合、「どこで買うか」はとくに重要です。ウイスキーは直射日光や温度変化の影響を受けやすく、販売されるまでの保存環境によって品質が左右されることがあるためです。販売店の保存・検品体制に加え、液面、キャップやコルク、ラベルの状態、過去の保存状況について確認できると、なお良いです。
東証プライム上場グループが運営するMY CELLAR(マイセラー)は、15℃〜17℃の定温倉庫および専用セラーで品質管理も徹底しています。保存環境や販売元の情報を確認できる販売サイトを選ぶことは、二次流通のラフロイグを安心して購入するには欠かせません。MY CELLAR(マイセラー)では、ラフロイグ10年の箱付・箱なしのほか、海外限定品なども掲載しています。品質面で安心してラフロイグを購入したい方は、MY CELLAR(マイセラー)のラフロイグ一覧も確認してみるといいでしょう。
まとめ|ラフロイグの値上げを確認し、手持ちのボトルはJOYLAB(ジョイラボ)で無料査定
サントリーのニュースリリースで確認できるラフロイグの値上げに関する情報は、2023年3月の価格改定のみです。その際、サントリーが公式に説明した値上げ理由は、原材料・資材・輸送費やFOB価格の上昇でした。2026年10月以降の価格改定については公式な発表はありませんが、ラフロイグの購入前には最新の希望小売価格を確認しておくと安心です。
ラフロイグの価値を調べる際は、メーカー希望小売価格・販売掲載価格・参考買取価格の3種類を分けて確認することが大切です。現行品のラフロイグ10年やラフロイグ セレクトは値上げ後も参考買取価格に大きな変化が見られない一方、クォーターカスクやカスクストレングスは在庫や状態によって価格に差が出やすい傾向があります。
値上げのニュースは、お手元のラフロイグの価値を見直すきっかけになります。未開栓のラフロイグをお持ちで、現在の価値が気になる方は、JOYLAB(ジョイラボ)の無料査定で現在の買取価値を確認してみてはいかがでしょうか。